1.海外子会社管理の重要性の再確認 (1)事例1:海外子会社のソフトウェア不正使用事件 (2)事例2:海外子会社によるバックマージンと贈賄規制 2.海外子会社管理の基本となる考え方 (1)子会社管理と親会社の責任~内部統制システム構築義務~ ①子会社を含む内部統制システムの構築 ②グループ内部統制の考え方 ・「内部統制システムを整備すること」の意味 ・「整備」の水準―子会社ごとに一律、均一か ・コーポレートガバナンス・コードなどの改正 (2)海外子会社管理のための実践的アプローチ ①「リスクベース・アプローチ」の考え方 ②「リスクベース・アプローチ」の実践方法 3.海外子会社管理で問題となる法務リスク(具体的事例を踏まえつつ) (1)営業秘密・個人情報の管理 ①営業秘密の漏えい・持出し等の法務リスク ②個人情報に関わるグローバル規制の強化 ③個人情報に関わる法的リスクへの対策のポイント (2)労務問題(その法務リスク) ①日・米・英での法制度・法務リスクの相違(概観) ②「日本と異なる」法務リスクへの対策のポイント ③中国での法務制度・法務リスクの特徴 (3)贈収賄・腐敗行為防止法 ①各国の規制法の概要 ②贈収賄リスクへの対策のポイント (4)競争法上の規制 ― 国際カルテル ①国際カルテル規制(米国・EU・中国)の概要 ②国際カルテル規制の違反リスクへの対策のポイント 4.海外子会社管理の維持・向上のための方策 (1)海外の法律・規制をどう学ぶか (2)グループ・ガバナンス強化のために ①海外子会社管理の実態を把握する ②「3線ディフェンス」(3ラインモデル)の理解と意識浸透 ③グローバル共通指針・規程の策定 ④教育・研修 ⑤内部通報制度 ⑥内部監査・セルフチェック ⑦監査役等の役割と留意点 ・監査権限の適切な行使 ・監査権限の行使・不行使に関する判断 ・監査役等からみた意識ポイント:アフターコロナにおいて (3)企業買収時の対応・留意点 (4)「想定外」の事態への対処方法 5.まとめ |