1.企業不正や経済犯罪の事件から理解する組織風土などの重要性
・経済犯罪事件の原因となった統制の不備のハード面とソフト面の事例検討
・ハードコントロールと異なるソフトコントロールの監査の重要性
2.統制環境に対する会計監査と内部統制報告制度の限界
・内部統制報告制度(J-SOX)における統制環境の位置づけ
・公認会計士監査における技術的限界と監査風土の問題
・US-SOXとJ-SOXの制度設計と内部統制の評価ないし監査技法の問題
3.IIAの指針や企業文化対応の専門書に学ぶ統制環境の監査対応
・IIAのプラクティスガイド等の指針に学ぶ統制環境の監査手法
・その他、新型コロナウイルスの企業文化への影響と監査対応など
4.組織の風土・文化に対する企業監査の手法と監査報告の検討
・成熟度モデルによる監査手法と評価項目
・サーベイ方式(社内アンケート方式)による監査手法と監査報告
・ワークショップ型CSAの手法とこれを利用した監査事例
・統制環境の監査を想定した社内における検討課題
統制環境に対する監査の重要性と企業内監査の対応
【開催にあたって】 企業の内部監査は準拠性を確認する業務監査を主体に発展してきましたが、最近では企業のガバナンスやリスクマネジメントなどの経営監査も重視されてきており、特に会計不正などの根本原因となる組織の風土や文化なども内部統制上はソフトコントロールを含む統制環境の課題に含まれており、この監査対応はIIA(内部監査人協会)の指針や文献でも重要視されています。 ちなみに米国や日本で有名な会計不正事件なども根本原因は組織文化にあると従来より言われており、これらはソフトコントロールがハードコントロールを支配している状況とも考えられます。こうした内部統制の対応については、COSOや日本のJーSOXでは、企業の体質や経営者の姿勢、普段の言動といったソフトな要素も「統制環境」と名付けて、企業が自ら律すべき内部統制に含めています。 但し、J-SOXや会計士の監査のような外部報告目的の制度には手法に限界もあるため、むしろ内部監査や監査役監査のような企業内監査だからこそまともに対応できる領域もあるはずです。幸いIIAのプラクティスガイドや欧米の専門書では日本では見かけないような具体的な監査対応の紹介や解説も見られますので、これらも参考にして企業内監査の事例も含めて企業としての企業風土や統制環境への監査対応の考え方と実務対応を解説いたします。
質問OK
初~中級者向け
イベント概要
視聴期間/スケジュール
以下の期間でライブ配信を行ないます。
2025/01/21 13:30 から 2025/01/21 17:00 まで
詳細
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
※受講レベルについて
質問方法
チャットで質問できます
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
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修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信
講師のプロフィール
講師名
公認内部監査人・公認会計士・米国公認会計士(現在inactive) 公認会計士藤井監査事務所 代表 藤井範彰 氏