【開催にあたって】 2024年9月、企業会計基準委員会(ASBJ)は企業会計基準第34号「リースに関する会計基準」を公表しました。この新基準は、企業に大きな変革をもたらすものです。特に借手企業において、会計処理や財務諸表の開示に劇的な影響を与えると予想されます。 新基準では、リースの資産計上が義務化されます。これにより、財務諸表上の業績指標や企業評価が大きく変わるため、CFOや経理部門だけでなく、経営企画、財務部門、そしてリースに関わる事業部門にも影響が及びます。 特に重要なのは、新リース会計基準の核心が「負債の計上」にあるという点です。借手企業は、現在の投資行動によって拘束されるキャッシュ・アウト・フローを貸借対照表に計上することになります。これにより、「リース期間」の意味が明確になるため、新基準の本質的な理解が促進されます。単に資産の計上に焦点を当てるだけでなく、負債面に着目することで、新基準の目的がより明確に把握できるのです。 このような背景を踏まえ、本セミナーでは、新リース会計基準の基本的な理解を深めるとともに、不動産賃貸借取引に焦点を当てた実務対応のポイントを解説します。また、IFRS第16号「リース」に関する英国の先行事例を紹介することで、日本企業がどのように実務に対応すべきかを具体的に示します。 私自身、不動産賃貸借取引における新リース会計基準の理解を深める必要性を強く感じたことから、このセミナーを通じてその知見を共有したいと考えています。これまでに培った会計の知識をさらに強化し、新基準への対応準備を始めましょう。ぜひ、この貴重な学びの機会をお見逃しなく、ご参加ください。
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