【開催にあたって】 昨今の生成AIの進歩は凄まじいものがあり、特にテキストを扱う対話システムが急速に普及しつつあります。特に大規模言語モデル(LLM)等の意味を理解して自然言語でやり取りできるAIシステムは、ユーザが“やりたいこと”や“聞きたいこと”を直接入力して対話を進めることを可能とし、従来のGoogle検索等のようにユーザがキーワードを考えて入力する「ひと手間」を省略できる点で、人間の日常の検索活動も大きく変わってくることが予想されます。一方で、これまでの知財業界では技術的・法律的に高度な文書である「特許明細書」やその設計書である「発明提案書」の作成、その上流工程における「発明ブレスト」の実施へのAI活用は“世間一般”の活動に対して遅れがちであったと思います。 そこで、本講座では日進月歩の生成AIを活用した「発明ブレスト」に焦点を当てて、いわゆる「ビジネスモデル特許」の事例やその究極の活用としての「標準化活動による仲間づくり」の効用に触れたうえで、「発明ブレスト」の具体的な推敲項目にかかる生成AIの活用法について解説します。さらに、先行技術調査や特許明細書・発明提案書の作成における生成AIの具体的な活用方法についても解説します。最後に、知財業界において生成AIを活用した発明ブレストの普及に向けた課題についても解説します。
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