【開催にあたって】 イノベーションとは発明(0→1)ではなく、既知の組み合わせである“新結合×経済性”であると経済学者のシュンペーターがイノベーション理論の中で結論付けています。私は20数年様々なメーカーの皆様の新規事業開発を共に伴走する中で、イノベーション理論と新規事業は非常に近いと考えるようになりました。自社にある技術(既知)に社外にある既知を組み合わせて、多くのお客様に御愛顧(経済性)頂ければ良いとシンプルに考え、実践検証しながら失敗を減らして成功体験を積み、継続的で組織的な学習さえできればどの企業でも実現できると思います。 技術偏重な新規事業でもなく、アイデア商品のような短命の新規事業でもなく、将来の柱となるような自社の強みや培ってきたアナログ技術を活かした新規事業の創出こそ、日本の継続的な競争優位には必要不可欠であると考えています。本講演では、過去の製造業における新規事業開発の実践結果から、失敗要因を排除して成功確率があがるようなポイントを、考え方だけでなく、事例なども交えながらお伝えしたいと思います。
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