【開催にあたって】 一連のコーポレートガバナンス改革においては、取締役会をターゲットとした監督機能の強化についての議論が中心でしたが、企業価値の創出はCEOを中心とした経営陣である執行サイドが担うものであることは言うまでもありません。 そのため、近年では執行体制を強化するという目的からCxO体制への移行を進める企業が増加しています。 その一方で、CxO体制そのものついては、コーポレートガバナンスと同様に、海外のコンセプトであるため、日本企業においては一定の咀嚼が必要であると思われます。 つまり、CxO体制に移行することによって、従来の経営体制からどのような変化があるのかについては曖昧であるという課題認識を有する日本企業も少なくありません。 CxO体制の構築に際しては、①CxOそれぞれの役割明確化とアジェンダ設定、②CxOによるリーダシップチームの再構成、③CxOを支えるコーポレート組織の再構築と強化、など様々な検討ポイントがあります。 これらのポイントに留意しつつも、日本企業にマッチするCxO体制の在り方について解説します。
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