老舗企業は、老舗たる所以として個性が際立っております。競合が真似できない企業個性(らしさ)は、
①志(ありたい姿の創りこみ)
②強みづくり(競争力)
③関わり(顧客や取引先と共に成長)
④人づくり(後継者・社員育成)
⑤活縁(社会と共に歩む)の5つのマネジメントによって形成されます。
志のマネジメントは経営理念で企業個性(らしさ)を創りこみ、企業規模、事業、資金の範囲を定義することがポイントです。
強みづくりは見えない資産や顧客接点のマネジメントが重要です。
関わりは個性ある商品・サービスと顧客・ビジネスパートナーとの双方向の関係づくりが不可欠です。
ひとづくりは経験による暗黙知の継承や時間をかけた人材育成がポイントとなります。
活縁は地域(創業の地)での価値向上が何といっても重要な資産となります。
他方で、老舗企業に共通することは、伝統の前に革新があることです。市場との対話を通じて経営資源を強化・蓄積し、自社の既存の事業やブランドを生かしながら永続する変革マネジメントが長期存続経営の要諦となります。
本セミナーでは実際の老舗企業の変革事例も交えて学習を締めくくります。