『働き方改革はマネジメント改革』
~ 組織管理から組織マネジメントへ~
今回のテーマはどの企業でも今や当たり前に取り組んでいる働き方改革です。
「働き方改革」とは、働く人びとが、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革。これは厚生労働省から発表された働き方改革の定義です。
しかし、これは目的の一つに過ぎません。
働き方改革の目的は、働く人々にとっての「働きやすい環境」を実現することです。
働き方改革では時間外労働の上限規制や産業医・産業保健機能の強化、同一労働同一賃金などさまざまな法改正が行われました。
これらを遵守するのは当たり前のことです。それが企業活動における制約条件です。
しかし、多くの企業ではそれらを無条件でクリアするのは容易ではありません。
そこで今回のテーマである「働き方改革はマネジメント改革」という内容です。
この講座に興味を持っていただいているということは少なからず働き方を改革していくためにはマネジメントに対する変化の必要性を感じていることと思います。
マネジメントの良し悪しが働き方、強いては働く環境、そして成果に大きな影響を与えています。
そして、そのマネジメントがこれまでの管理を中心とした、悪く言えば会社に与えられた力を用いた圧力を伴う組織運営からの脱却を迫られています。
しかし、それは私はとてもいい機会だと思っています。
本講座では企業が目指すべき働き方改革についての考え方、管理職として働き方改革を推進していくための組織マネジメントのあり方、そして、具体的な取り組みについて解説していきます。
さらに講座の最後には現状を振り返り、行動目標を設定していただくためのワークを設けています。学ぶだけでなく具体的にアクションに繋がる行動目標を設定していただきたいと思っております。
振り返りと行動目標設定のワークの内容は組織内でも活用できる内容です。
この講座が刺激となり少しでもあなた自身、そして組織の成長・変化にお役立ていただければ幸いです。
当たり前のレベルを上げれば組織は必ず強くなります。