【歪んだ思考を矯正しよう】
「職場の心理学シリーズ」は、「思考のゆがみに気づき、それを矯正する」ことを目的にしています。
皆さんは管理職として日々の業務の遂行だけでなく組織課題の解決に力を注いでいると思います。
だからこそ、管理職として自己の持つ能力をしっかりと発揮することが大切です。もちろん、様々なスキルを習得することはとても大事なことです。しかし、どんなスキルを持っていても使いこなせなければ意味がありません。
「自分は能力を発揮している」と思っていても、会社組織という環境や組織風土、それにプレッシャーや思い通りにならないことによるストレスによって知らず知らずのうちに思考がゆがんでいます。
そして、無意識のうちに思考にフィルターが掛かり、アクセルとブレーキを同時に踏み続けています。
それが人間関係にも悪影響をおよぼし、ほおっておけば、思考はさらにゆがんでいきます。
そんな思考のゆがみを知り、矯正するために本講座では具体的にテーマを絞ってお届けします。
今回のテーマは「会社から与えられた力に頼ると人間力が失われる」。
会社から与えられた力とは役職のことです。皆さんも役職を得たことでひずんでいった人、また現時点でひずんでいる人、心当たりがあると思います。そして「どうして?」と疑問と不満を抱いたことがあると思います。
「自分は違う」と思いたいでしょうが自覚症状が無いだけかもしれません。
講座の最後に今の自分を振り返るための振り返りシートと振り返りから得た気づきから次の行動の指針となる成長目標シートを設けています。
自分の思考のゆがみに気づき、矯正する。
ぜひ謙虚な気持ちで取り組んでいただきたいと思います。