計画を立てても、なぜ現場では予定どおりに進まないのでしょうか。
納期や目標は決まっている。しかし、障害や進め方が十分に共有されない。
そのまま実行に入り、無理を重ねて何とか間に合わせる。
本講座では、こうした「できない計画」が生まれる背景を、情報の流れ、あいまいさ、計画目的の歪みから見直します。
計画の段階で、問題や障害を共有すると計画が成り立たない。
どう実行するかは後で考え、納期や目標数字だけが先に決まる。
その結果、計画のプロセスがブラックボックス化し、必要な情報にフィルターが掛かっていきます。
計画の本来の目的を取り戻す
計画は、現場に圧力をかけるためのものではありません。
目標や作業内容を共有し、予想される障害を事前に検討し、進捗や変更時の判断基準を明らかにするためのものです。
本講座では、計画立案を次の5つのステップで考えます。
1.ありたい姿の明確化:Desire(欲求)
2.シナリオの作成:Scenario(シナリオ)
3.問題点の抽出:Problem(問題)
4.選択と集中:Selection(選択)
5.全体最適な決断:Decision(決定)
ありたい姿を共有し、そこに至るシナリオを描き、実行上の問題点や障害を洗い出す。さらに、重要度や難易度を踏まえて取り組むことを選び、あいまいな状態を残さずに決断します。
計画立案の方法だけでは、計画は機能しない
必要な情報が発信されない。全体最適の「全体」がそろっていない。リスクや問題を共有できない。こうした組織風土も、計画立案に大きく影響します。
計画の立て方だけでなく、計画を機能させる組織の「当たり前」まで振り返る講座です。