「職場の心理学シリーズ」、今回のテーマは
【やる気を育てるコミュニケーション術】
納得して妥協する(させる)3つの心得
~ 対立を潜在化させれば組織は衰退する ~
納得感や腹落ち、この言葉は職場風土改革などでヒアリングを行うと必ず出てくる言葉です。
それもマイナス、不満として出てきます。
納得いかない、納得感がない、腹落ちしない。そして、その次に、やる気がなくなる、モチベーションが下がると言い訳が続きます。
誰もが納得して仕事をしたいと思っていますし、管理職も納得して仕事をして欲しいと思っています。
なぜなら、多くの管理職の方は自律的組織を目指しているからです。
「言われたことをやるだけではなく、自分で考え行動する」そこには納得感が不可欠です。
なぜ、お互いが望んでいるのに納得感を得ることができないのか。
そこにビジネスにおけるコミュニケーションの難しさがあります。
納得するには相手の考えや行動などを十分に理解して、心から受け入れる、また許すことが必要です。
しかし、仕事において対立は避けては通れません
そこで大きな影響を与えるのが上下関係です。上司と部下、ベテランと新人、年齢の違い、細かいことで言えば声の大きさや話の得手不得手など組織内には様々なヒエラルキーが存在しています。
例えば、上司と部下の対立では部下が妥協する場面が多くなり、それが不満となります。
納得感のない一方的でネガティブな妥協を強いられてしまうからです。
高みを目指せば組織内には必ず対立が起こります。対立が起これば妥協も必要です。
そんな妥協がただのあきらめになり対立が潜在化してしまっては個人も組織も能力を発揮することなどできません。
本講座では、対立に向き合い、多くの組織で潜在的な問題となっている「納得感の欠如」「腹落ちしない状態」を打破し、納得感をもって仕事ができる環境を構築するために、納得感や妥協の本質を再度理解していただき、納得感のある妥協に導くための3つの心得をお伝えしていきます。
さらに、講座の最後には振り返りと行動目標設定のワークを設けています。
自分自身を謙虚に振り返っていただき、次の成長・変化に向けての具体的な行動目標を定めていただきます。
本講座が組織内の納得感を上げ、それぞれが能力を発揮するキッカケになれば幸いです。