元祖サスティナブル「鉄リサイクル」
(2022年7月26日収録)
『鉄は国家なり』といわれ、古代より鉄という素材は"クニ"づくりのターニングポイントでキーファクターとなっております。近代においても明治維新の富国強兵政策で、戦後復興期・高度成長期の社会インフラで不可欠な存在でした。現代においては脱炭素社会を迎え、転換期を迎えています。
昨今、都市鉱山と呼ばれ注目されてきましたが、レアメタルと違い、鉄リサイクルは社会インフラに寄与する素材で、その製法は鉄鉱石や砂鉄から高炉でつくる鉄とは違い、『電炉』と呼ばれる"電気釜"で溶かされて生まれ変わります。本講義では電炉でつくられる再生鉄についてと鉄リサイクル産業の現状と今後の展望について簡単に説明します。
1.鉄について
2.『鉄は国家なり』-鉄とクニ、国家の発展の歴史
3.鉄リサイクルの流れ
4.鉄リサイクル産業の現状と今後
講師:森本鐵鋼産業株式会社 代表取締役 森本勝好氏
日本大学理工学部海洋建築工学科卒、学士(工学)日本大学大学院グローバルビジネス研究科卒、修士(経営学・MBA)。ゼネコン、建材メーカー就職の後、家業を承継。四代目。国連大学・国連大学サスティナビリティ高等研究所/大学院プログラム支援募金推進委員会専門委員。
森本鐵鋼産業株式会社
製鉄原料・非鉄金属原料のリサイクル事業/産業廃棄物中間処理・収集運搬業/計量証明事業