歴史的な人手不足に伴い、企業間での「人材争奪戦」がかつてない激しさを増しています。昨今の物価上昇を受けたベースアップの波や、初任給の引き上げ競争など、労働市場のトレンドは急速に変化しており、優秀な人材の採用や定着には「魅力的な賃金提示」が不可欠な時代になっています。しかし、多くの人事担当者が「これ以上の賃上げは総人件費を圧迫するのではないか」「他社と比べて自社の水準は適正なのか」というジレンマに頭を悩ませています。
そこで注目を集めているのが「絶対額基準」の賃金制度です。従来の「前年からいくら上げるか(率や幅)」という視点ではなく、「市場水準に対して、いま、いくらに設定するか(絶対額)」という金額基準の考え方がポイントです。
本講座では、今後も継続的なベースアップが予測されるこれからの時代に、人事部として必須となる「総人件費管理」と「賃上げ」を両立させる具体的なロジックを解説します。「賃上げしても、退職者との相殺によって総人件費が増加しない仕組み(人件費再循環)」、人材を経費ではなく投資と捉え、1人当たりの付加価値を高めていく利益配分の考え方までを体系的に整理して解説します。激動の労働市場を勝ち抜き、自社の成長を牽引する次世代の賃金戦略を提示します。
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