デジタルヘルス時代のPHR
~現場の視点で紐解くPHRの現在と可能性~
病院で医療情報の担当者・責任者として電子カルテの導入・運用から情報セキュリティの確保、そして医療の質向上に向けたデータ活用まで、医療情報システムの最前線で様々な課題に直面する中で、PHR(Personal Health Record)の必要性を実感してきました。
本セミナーでは、私自身の病院での実務経験を踏まえ、医療機関の視点からPHRの可能性と課題について紹介し、PHRの可能性とあり方について考察します。
現在、医療においてもデジタル化の波は確実に押し寄せています。医療に対する期待も多様化する状況下で、PHRは単なる情報管理ツールを超えて、医療の質を向上させ、患者様の健康を支援する重要な基盤となり得ると考えています。
1.はじめに
2.PHRを取り巻く現状
3.病院からみたPHR
4.PHRは誰のものか
5.これからのPHRの役割
講師:からだポータル株式会社 代表取締役 井内 伸一 氏
社会医療法人愛仁会に入職し、病院の事務管理、医療情報システム、経営企画など幅広い業務を経験。病院の事務部長も務めた。特に医療情報部門では、クラウド型電子カルテシステムの導入やBI(経営ダッシュボード)の構築など、先進的なシステム開発に携わり、PHR開発にも携わった。
現在はからだポータル株式会社の代表社員として、健康イベント運営、PHRの開発・運営管理、医療関連事業コンサルティング等を手がけ、ヘルスケア分野での新たな取り組みを展開。