米中対立で複雑化するコンプライアンス
~輸出企業へのインパクトを考える~
(2021/8/25 収録)
進む米中対立において、中国はすでに「新しい戦争」を開始している。その中で「先端技術を制するものが覇権を得る。」という構図がより明確になって来ている。トランプを引きついだバイデン政権は、緩和政策をとることなくトランプ政権時代に改正された法制度を積極的に利用し続けている。
その中には、誤解して結果的に違反した場合に、日本の輸出者であっても責任を追及されうるが、非常に複雑化していて理解が困難なものも一定程度存在する。これらを理解して、自身の事業への影響を検討することがより重要となる。
1.エマージングテクノロジーへの規制の方向性
2.米国特有のEnd User規制
3.なりふり構わぬ米国の通信・半導体への規制と「直接製品ルール」の変更
4.情報通信機器の米国政府調達ルールの整理
5.新疆ウィグル自治区から始まる人権関連規制等の注意
講師:合同会社日本輸出管理研究所 代表 高野 順一氏