国内スマートシティの先行プロジェクトから読み解く脱炭素社会の道筋と課題
(2021年6月23日収録)
再生可能エネルギーの導入や電気自動車の活用といった施策が計画・実施され、実際に温室効果ガス排出量の削減などの効果を確認できる例が出てきている。
日本政府が「2050年のカーボンニュートラル」を掲げたことやゼロカーボンシティを表明する地方自治体の増加により、今後国内のスマートシティのプロジェクトにおいて脱炭素社会を見据えた施策が増えると予想される。
一方で、これまでの施策の内容を分析すると広範囲のエリアをカバーするエネルギーマネジメントシステムの構築や電力以外のエネルギー(未利用熱、水素など)の利用促進といった課題が考えられる。
本セミナーでは、スマートシティの先行プロジェクトの分析を基に、脱炭素社会の実現に向けた施策の現状と課題、将来展望について解説する。
1.脱炭素社会に向けて期待されるスマートシティの役割
2.スマートシティにおける脱炭素の施策の現在地(現状と課題)
3.先行プロジェクトから予測する脱炭素型のスマートシティの姿とは
講師:株式会社矢野経済研究所 生活・環境・サービス産業ユニット 上級研究員 梅原 尚佳