コロナ禍を受け、SDGsに寄与し期待高まる代替肉(植物由来肉・培養肉)ビジネス
(2021/5/19 開催)
近年、大豆など植物から作られる「植物由来肉」や、細胞培養から作られる「培養肉」など、「代替肉」の研究が進み、市場が盛り上がりを見せている。
アメリカでは、スタートアップ企業の成功から植物由来肉のブームが始まり、企業の市場参入が活発化した。ブームの背景には、食味の向上、健康志向、持続可能な食糧生産への配慮や関心の高さなどが挙げられる。これを受け、2019年頃からは大手食肉企業や大手食品企業も植物由来肉市場へ進出。
日本においても、2019年から2020年に掛けて新商品の発売が活発化し、食品大手企業・食肉大手企業の参入が相次いでいる。すでに一般消費者向け商品として小売店での売場整備が進められているほか、業務用商品も発売されている。加工原料生産から食品加工、卸、小売や外食においても、植物由来肉への注目度が高まっている。
植物由来肉、培養肉など、代替肉に関するフードテックの最新事例等を講演。
1.代替肉の登場と食品産業の周辺環境
2.2020年は日本における代替肉普及元年、代替肉の現状(日本・海外)と動向
3.新製品が続々と上市、国内外で協業・資本提携が相次ぐ代替肉市場の今後
講師:株式会社矢野経済研究所 フードサイエンスユニット 研究員 廣瀬 愛