防災食品市場の動向
~食品ロス削減・在宅勤務の定着などによる需要の変化~
(2022年5月25日収録)
毎年、日本列島は多くの自然災害に見舞われている。自治体や民間企業等は、行政機関の定める条例に基づき、災害時の食料提供に支障をきたさないよう、数日分を備蓄している。従来、防災食品は、乾パンや缶詰、アルファ化米、ミネラルウォーターなど定番商品を中心に安定した需要を見込めた。しかし近年、惣菜やデザートなどバラエティに富み、競争が高まりつつあるほか、世の中の食品ロス削減に対する関心の高まりや在宅勤務の定着などに合わせ、様々なニーズを取込む必要も出てきた。本セミナーでは、こうした変化を求められる防災食品がさらなる成長を遂げるにあたっての課題や要点について検討いたします。
1.防災食品市場の動向について
2.防災食品市場が抱える課題
3.今後の市場見通し
講師:株式会社矢野経済研究所 フードサイエンスユニット 上級研究員 田中宏和