グローバルメジャーブランドを目指すクボタでは、グローバル化や製品開発を加速させる中、売上や海外売上比率の拡大に伴い、品質問題の未然防止がこれまで以上に求められています。
過去の品質問題は、市場変化や新製品での設計変更など、変更点で発生しており、変更点に着目したDRを効率的に行う必要があると考えました。課題解決のため、日産自動車のQuick DRを導入する事とし、推進部署が以下の取り組みを実施しています。
経営層向けのQuick DR講演会を開催し、経営者の視点からDR定着を牽引してもらうための働きかけを行いました。設計実務の担当者を対象としたQuick DRの基本を学ぶための「実務者教育」を実施した後、実践への移行を促す「DRパイロット実践教育」を行っています。また推進部署はQuick DRをベースとしたDRプロセスの見直しなど、設計開発部門が効率的に未然防止を実施するための支援をしています。
本講演では、クボタにおけるQuick DR導入の取り組みとその成果について紹介します。