旭化成は、製造業としてより良いものモノをより安く提供することを価値提供と信じ、長い間、製品の性能・品質の改善を継続してきました。しかし昨今、世の中の仕組みや価値観は大きく変化しつつあります。企業を取り巻くステークホルダーも複雑化し、品質という価値の概念さえも大きく変わろうとしています。
既に、最近の品質要求は、お客様からだけではなくステークホルダーとしての“社会”からも、カーボンニュートラルあるいはリサイクルという新たな価値を要請されています。これに応えるには、製品設計、製造プロセス、運転管理、さらには市場での使われ方にまで踏み込んだ変革が求められます。ここでの品質管理・品質保証においては、バリューチェーン全体の最適解を見出す必要があり、そのための手段がデジタルトランスフォーメーションです。
以上の視点を元に、我々が取り組むデジタルトランスフォーメーションによる価値創造の挑戦を紹介します。