日本のモノづくりは、大企業と専門性の高い中小企業による垂直分業構造によって支えられてきた歴史があります。しかし、海外での生産増加や市場ニーズに合わせた生産品目の変化、中国を筆頭にした海外との価格競争にさらされ、その構造が維持できなくなり、大企業に依存してきた中小企業の中には、自助努力だけでは生き残れない企業も現れ始めています。
東海理化も自身の勝ち(価値)残りをかけ、「既存事業での利益確保」「新事業への挑戦」に取り組んでいます。
しかし、足下のオペレーションの体質を強化し、良いモノを造り、しっかり稼ぐためには、パートナーである仕入先(大半が中小企業)と運命を共にし、困りごとをオープンにして品質・生産性等の現場力を高める活動に取り組んでいかなければ生き残っていけません。
本講演では、上記内容について、具体事例を基に「東海理化と仕入先様の取組み」について紹介します。