セッション要旨にあるISO/TS 24082は、ISO 23592で定められる”卓越した顧客体験の創出”の要素に注目し、その実現に有効な設計プロセスと手法を定めた、日本提案の規格です。実務的に広まった人間中心設計、デザイン思考、一般的なサービスデザインの手法とも共通点がありますが、顧客体験や顧客接点の可視化(カスタマージャーニーマップやタッチポイント)に留まらず、感情面への一層の注目、データポイントの事前の設計、顧客との共創を促進する環境の構築(共創環境の構築)、を取り入れることで、デライト創出を目指します。本講演では、この全体像をお伝えした上で、具体的な手法と事例について紹介します。