以前、日本の産業はジャパンアズNo.1と言われるまでの急成長を遂げました。
社会やお客様のニーズに素早くお応えする「もの造り」は、品質経営の根幹で統計的手法 と組織的な取り組みを統合したTQMはそれを支える大きな力となりました。20世紀終盤に起き た社会やお客様の価値観(ニーズ)の変化は、それまで日本の産業が得意としてきた「品質の良い製品を量産することでコストを低減し競争に勝つ」というビジネスモデルは通用しなくなり競争力が急激に低下してしまいました。その中にあってもモノからコトへと言われる価値観の変化に素早く対応し業績を上げている企業が実践する「コト価値時代の品質経営」と「それを支えるTQMとは」の研究結果をお話します。