当社は中小製造業向けに海外生産に必要な設備・サービスを備えたシェア工場(スマートファクトリー)を提供開始しました。100台規模で工場に配備されたカメラやセンサなどのIoT機器によって工場現場の状況が日本に居ながらにして把握でき、継続的な現場改善、不良の撲滅、原価低減を進めることができるようになりました。動画像を含む大量データをネットワークを通じて転送する技術も必要ですが、ラインの組み換えや工程変更、多様な生産品目の追加変更に対応できる柔軟な工程制御システム、日本人気質を前提としない工程設計、さらにそれらの実現をリーズナブルなコストで実現する実装技術などは、品質を重視する日本の製造業に共通する課題であることに気づきました。これらの取り組みを紹介し、今後の課題を共有することで、さらなる日本の産業界発展に貢献したいと考えています。