弊社は、1982年に創業、全従業員30名の小規模企業で、建設機械などの板金溶接部品を製造しております。
1997年頃、赤字体質からなかなか脱却できない状態で、工場経営にとって重要なS:安全、Q:品質、C:原価、D納期、E:環境、M:モラルに対し、各々重大な問題を抱えていました。これらの多くの問題を解決していくためには、SQCDEMの全てに対し各々の管理体制を構築し、経営体質を強化していくことが必要と考え1998年よりTQM活動をスタート致しました。
基礎的な土壌がない中のスタートでしたが、従業員全員が力を合わせ、網の目組織による改善活動、人財育成、弊社の強みであるITの利活用、日次決算の実施と見える化などを推進し、光栄式の全員参加によるTQM活動を展開できるようになっていきました。そしてその結果は、業績にも現れ、大きく経営体質を向上させることができました。
我々のような小さな企業でも、TQM活動によって経営改革が出来たところをお伝えできればと考えます。