TQM活動要素の一つである方針
管理は、変化に適応し変化を生み出すための経営ツールとして多くの企業で導入され、様々な効果を上げてきた。しかし、時間経過とともにマンネリ化/形式化などの内的制度疲労に加え、昨今の経営環境変化への対応遅れといった外的不適応にも直面し、中々実効が上げられなくなったという声が聞かれる。このような時代背景のもと、昨年、「方針管理研究会」が創設され、現在、企画委員5名、参加企業9社17名という構成で2年目の活動に入っている。本講演では、足掛け2年にわたる本研究会での研究活動を踏まえ、日常管理や方針管理が直面している今日的問題/課題と、それらを克服するための対応の方向性について、その一端を述べるものである。