本講座の内容は、第1回目では、契約実務を学ぶ前提として、ビジネス文書や法務知識の基礎を6つのポイントに整理し、確認します。ビジネス文書、契約書、印鑑など、身の回りにはビジネス上で日常的に取り扱う事項が色々とあります。しかし、改めて考えると、その法的意味を十分理解しないまま使っているものや、基礎的事項であるが故にいまさら人に聞けないものも多いと思います。印鑑の「よくある疑問」や文書管理の留意点、日常の業務で必要となる最低限のビジネス文書知識、法務知識を取得できます。
第2回目では、ビジネス文書や法務の基礎知識を前提として、契約書の作成の全般において必要とされる基礎知識(契約書の構成、契約締結交渉等)について整理し解説をいたします。契約書の作成(契約締結)に際しては、相手方との交渉、契約書の内容確定、専門家によるレビュー等、様々な過程を経ることが必要となります。本講では、交渉判断、見極めをトピックに契約書作成、契約締結交渉の全般に関する基礎知識を身につけることができます。
第3回目では、過去セミナー開催で多く頂いた質問もふまえ、日常業務の中でよく用いられる契約(売買契約、取引基本契約、業務委託契約(請負型、委任型)、秘密保持契約、和解契約)について、書式例を用いながら、契約締結上の留意点を、より実践的な観点から解説いたします。主な契約類型について、契約書に盛り込むべき事項、よく問題となる条項と対応の基礎知識を身につけることができます。