「ポイント経済圏」や「ポイ活」といった言葉に代表されるように各社のポイントが日常生活に普及し、クーポンアプリでは日々クーポンコードや商品・ギフトの引換コードが配信されている昨今、ポイントやデジタルインセンティブの活用は、マーケティングやプロモーションの手法として不可欠なものとなっています。
これらの手法に、景品表示法の景品類規制の適用の可能性があることは広く知られているところですが、マーケティング部門や法務部門の担当者であれば、企画検討段階での同規制の適用の有無や規制遵守のための具体的検討において苦慮したといった経験が少なからずあるのでないかと思います。
本セミナーでは、消費者庁への出向経験のある弁護士が、景品表示法の景品類規制の基本的構造を解説するとともに、同庁が公表する「景品類に関するQ&A」に基づく事例を用いたケーススタディにより、近時の実務で問題となることの多い事案を取り上げて、当局の考え方に則した処理を解説します。
また、近時の当局の取締りの動向を踏まえ、企画検討段階における担当者がどのような姿勢で景品類規制に望むべきかについても言及します。
景品類規制の全体像を正しく理解し、実務の現場において実際の企画が同規制の対象となるかどうか、対象となる場合の規制の遵守が必要十分であるかを適切に判断するための勘所を習得されたい方にぜひ視聴いただきたい内容です。