QFDは新製品開発を効率的に行うために配慮すべき事項を整理した、「しくみ」であり、難解で面倒なことを要求するものではありません。しかし、QFDを手法として運用したために、煩雑さが理由で展開をあきらめた例も散見されます。
今回は、「①企業在籍時代のQFDとの出会い、②米国でFukuhara Methodと呼ばれたわけ」で、実務の立場から簡素化をはかってきた経緯を紹介します。さらに、新製品開発の多様化に対応するための、「③新規市場開拓に向けたQFDの拡大、④今後のQFDに期待すること」を提起します。
「これからQFDの導入を考えてみたい」、「QFDの展開は面倒だ」と考えている方々に、きっかけが提供できたらうれしいところです。