日本製品の品質は1980年代には世界中が認めることとなりました。しかしその後の経済低迷や価格競争激化の中でその優位性に陰りが生じ、昨今は品質不正も加わり厳しい状況を迎えています。そのような中、社会や顧客にとって価値あるモノ・コトを組織的に生み出し続ける経営の姿を品質経営として再定義する取り組みがなされ、109回品質管理シンポジウムにて、品質経営とは顧客価値創造と組織能力獲得向上の両輪の活動による企業価値最大化である、との令和大磯宣言が採択されました。
その令和大磯宣言を具体化し、実践のためのプロセス・ツール・セミナーを整備することを目的に、2020年品質経営研究会が発足しました。本講演では品質経営の勘所を、研究会の成果である顧客価値創造・組織能力獲得向上セミナーの内容とともに紹介します。本報告が一社でも、一人でも多くの皆様による品質経営実践の道標や活力剤になれば幸いです。