DXという言葉を見聞きせずに1日を過ごすことが困難なほどに言葉は浸透した。一方で、「DXで現場が活性化した」「目に見える改善成果が得られた」といった声を現場”発“で聞こえてくるのは稀で、実際には、「現場が付いてこない」「データはあるけど成果に繋がらない」といった声の方がよく聞かれる。
我々のDX活動初年度(2018年)はまさしくこの状況に代表される失敗を経験し、2019年、活動に対する考え方を再定義した。
再定義ポイント)
1.現場に根付いた 理論値生産活動とデータ利活用を紐づける概念の整理
2.DX技術開発を内製化に舵を切り、手の内化した技術を現場経験豊かな人材に教育・育成を行う
3.主役は”人”:現場経験豊かな人財が”現場サイエンティスト”となり 分析・因果仮説・アクションを実行する
再定義プロセスを通じて現場がデータドリブンで新価値を生み出す工場を“Value Innovation Factory”と名付け、本講演ではその詳細を紹介する。