自社を取り巻く環境が大きく変化している中で、企業にとって、従来の慣習にとらわれることなく、目指すべき経営目標・戦略を定め、企業理念のもと全社が一丸となってその実現に向けて取り組む=“TQM活動”の重要性がますます高まってきています。
またそのような中にあって、変化に対応した経営目標・戦略を策定し、これを実現するための「方針管理」活動自体を見直していくことが求められ始めています。
弊社では、1983年の「方針管理」導入以来、38年間にわたり「方針管理」活動を進めてきましたが、以下の①~④の問題・課題を抱えながら現在に至っており、まさに変革に向けた取り組みを開始したところです。今回は、成功事例のご紹介ではなく、今後の「方針管理」のありたい姿について弊社の取り組みをもとに、皆さんとともに考える場、機会としたいと考えています。
〔問題/課題の認識〕
① 経営視点での全社横ぐし問題/課題抽出と方策展開(部門間連携)のあり方
② 目的―問題/課題―アクションの関係性、構造化の質向上(論理的アプローチ重視)
③ 部門の果たすべき機能・役割における重要指標の見える化
④ 活動プロセスの質向上(科学的問題・課題解決力を高める実行力)