[主催]
新社会システム総合研究所(SSK)
[テーマ]
松阪市民病院の11年連続黒字の秘訣を開示
新任看護部長及び看護部の意識改革と
病院経営改善のポイント
[重点講義内容]
松阪市民病院は地方公営企業法一部適用の自治体病院で、2007年単年度、約10億円の赤字であった。2008年度よりDPCを導入し、医師数はそれまでの最少で、3年間医師の増員もなしで、2019年度まで11年連続黒字、8年連続で医業収支率100%超を維持してきた。これには医師のみならず、病院内で最多職員数の看護部の意識改革が、大きく関係している。看護部の経営改善のポイントは、①自院の経営状況を経年的に把握しているか? ②DPCを正しく理解しているか? ③診療報酬制度を正しく理解し、実践し、継続しているか? ④自分たちの病院職員が「最高の医療、良質の医療を提供している」と勘違いしていないか? ⑤他の病院より遅れている点を見つけ、謙虚に反省し改善しているか?
これらについて松阪市民病院での経験を基に解説する。