コネクテッドTV(CTV)の普及はアメリカの放送業界に膨大な変化を与えている。
1つ目はストリーミングビデオがテレビ画面で見られるようになったことで、大手スポンサーを得ることが可能になったことである。今年のCTV広告は放送広告の4分の1以上の規模になる。
2つ目は、これまでは売り切り収入であったTVメーカーが継続的なプラットフォーム収入を得ることが可能になったことである。CTVではトップベンダーのRokuの収入の80%はプラットフォーム収入になっている。CTVがもたらすプラットフォーム収入はブロードバンド事業者にも魅力的であり、ブロードバンドではトップ2社のComcastとCharterが協力し、CTV開発を始めた。
3つ目は、スマートTVから得られるデータが視聴調査のベースになり、ポスト・ニールセンの新たな広告カレンシーが動き始めたことだ。