日本企業は1990年代前半のバブル経済崩壊や2008年秋のリーマンショックを乗り越え、盤石な財務体質を築き上げてきました。しかしながらその一方で、長期にわたる企業成長を実現できていません。つまり、新製品・新事業創造を連続して成功させ、長期にわたる企業の成長軌道を構築することが日本企業にとって最重要課題といっても過言ではありません。
ただ、これまでの新製品・新事業創造は個々の研究者や技術者の“セレンディピティ(serendipity:思わぬ発見・発明ができる才能)”や事業化への熱意といった「個人力」に過度に依存してきたきらいがあります。確かにこの個人力は今後も極めて重要であることに変わりはありませんが、魅力的な新製品・新事業を継続的に創出していくためには、個人力に加えて「組織の英知を結集した取り組み」が不可欠です。
そして、その取り組みを有意義なものにするためには、明快な推進コンセプトと有効かつ具体的なプロセスが必要となります。“0から1”を生み出す「(新製品・新事業)アイデア創出プロセス」と事業化価値の最大化に向けた「テーマ構想・企画プロセス」の2つです。
本セミナーでは、これら2つのプロセスを組織的に進めていく上での、基本的な考え方や具体的展開方法について、事例を含めて詳細に解説いたします。