親の介護を理由に、これまでの働き方が続けられなくなり介護離職——。
毎年7~10万人ともいわれる介護離職者には、企業の中核を担う40代、50代社員や管理職も多く、65歳以上の人口の増加、要介護(要支援)認定者のますますの増加が見込まれる中、会社にとって決して見過ごすことのできない問題となっています。
「仕事と介護の両立」や「介護離職防止」に関連した取り組みが何かできないかという企業からの相談も徐々に増えてきているようです。
介護離職防止に備えて会社側ができることとして、介護相談窓口の設置や介護を抱えながらも働き続けられる労働時間制度の導入、介護休業・介護休暇活用の働きかけ、業務分担等の見直しなど、多く挙げられますが、まず、取り組むべきは「従業員への情報提供」です。
介護は、ある日突然やってきます。自分にはまだまだ先のことと思っている人が多いのが現状ですが、残念ながら90%以上の確率でやってくるのが現実であり、そのとき、介護の知識があるかないかで、介護にかかる費用も、ストレスも大きく変わってくるからです。当然、介護になる前から知識を備えていれば、介護離職のリスクも大きく低減することになります。
また、適切な情報提供は、介護の問題を周囲に打ち明けられず、一人で抱えてしまう隠れ介護を生み出さない環境づくり、仕事と介護の両立がしやすい風土づくりにつながってきます。
仕事と介護を両立するための知識を約1時間で習得!
本動画は、介護離職をしないために、また、介護で困ることを減らすために必要な備えについて学べる研修動画です。
講師は、一般社団法人日本顧問介護士協会 代表理事の石間洋美氏。
長年、介護業界に身を置き、数多くの方々が何の前触れもなくやってきた介護に途方に暮れる姿を目の当たりにし、介護のプロとして実際にサポートし続けている石間氏が、介護になる前から知っておくべき情報を、「介護サービス選び」「介護予防」「お金の準備」の3つの側面から丁寧に解説、約1時間で必要な知識が習得できる内容になっています。