コンプライアンス(法令遵守)は今日の企業経営の重要なテーマの一つであり、取締役、執行役員等の企業経営を担う方々は必ず押させておかなければならないものです。
他方でコンプライアンスにおいて求められる内容は多種多様であり、個々の詳細を網羅的に把握・理解することは困難です。また、役員に対して、こうしたことが求められているわけではありません。
コンプライアンスについての多くの知識を持っていることが良いことであるのは確かです。しかし、知識があれば役員が担うべき役割を果たせるわけではありません。企業経営を担う役員に求められるのは、個別的な知識よりも、経営の文脈を踏まえての適切な視座の設定が重要であると考えられます。
こうしたことから本研修では、企業経営を担う役員としてコンプライアンスをどの様に把握し、どのように検討すべきか、そして、そこで果たすべき役割は何かということを解説します。また、役員が最低限抑えておくべきコンプライアンスの個別領域のポイントを説明します。