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2025/01/24(金) 10:30 ON AIR

高品質スクリーン印刷の基本とプロセス適正化手法およびエレクトロニクス分野における応用と実践方法

スクリーン印刷の原理やメカニズム、近年明らかになった「版離れ角度」維持による「版離れ」改善装置について説明!
質問OK 初~中級者向け 返金保証
49,500 (税込)
6時間0分 詳細へ
2025/01/23 17:00 まで
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イベント概要

2025年1月24日開講。WEBでオンラインLive講義にどこからでも参加できます。第一人者の株式会社エスピーソリューション 佐野氏のご講演。高品質スクリーン印刷の基本とプロセス適正化手法およびエレクトロニクス分野における応用と実践方法について説明します。

■注目ポイント

★2000年以来約70社の企業へのスクリーン印刷の技術指導の実績のある講師がスクリーン印刷の原理やメカニズム、近年明らかになった「版離れ角度」維持による「版離れ」改善装置について説明!

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況(講師より)

★スクリーン印刷は、エレクトロニクスやグラフィック・加飾印刷などの多くの分野で60年以上の長きにわたり利用されてきたにも関わらず、未だに管理が困難で職人技が必要な印刷技法だと思われる事が多いです。

★これまで、管理が困難だと思われてきたのは、多くの場合、スクリーン印刷技術の基本や「標準」を認識せず、適正化レベルが低いままでスキージやスクリーン版、インキを使用していたためであります。しかし、実際には、高品質なスクリーン印刷を実践するための適切な理論とその考えに基づいた「標準」があります。


■注目ポイント

★実際の高品質スクリーン印刷現場で特に重要とされるスキージエッジの面取り仕上げや水スプレー併用のスクリーン版洗浄方法を動画で分かりやすく紹介!

★スキージやスクリーンメッシュなどの要素技術の「標準」と適正化の考え方、印刷性能に大きく影響するインキ・ペーストの揮発性、濡れ性や粘弾性特性について説明!

★スクリーン印刷の大きな課題であったベタ印刷での「サドル」の解消や「トーンジャンプ」のないグラデーション印刷、最新のエレクトロニクス分野での具体的な応用例と実践方法について紹介!

講座担当:牛田孝平

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫


【時間】 10:30-16:30

【講師】(株)エスピーソリューション 代表取締役 佐野 康 氏

【講演主旨】

 スクリーン印刷は、エレクトロニクスやグラフィック・加飾印刷などの多くの分野で60年以上の長きにわたり利用されてきたにも関わらず、未だに管理が困難で職人技が必要な印刷技法だと思われる事が多い。これまで、管理が困難だと思われてきたのは、多くの場合、スクリーン印刷技術の基本や「標準」を認識せず、適正化レベルが低いままでスキージやスクリーン版、インキを使用していたためである。しかし、実際には、高品質なスクリーン印刷を実践するための適切な理論とその考えに基づいた「標準」がある。
 本講演では、最初に、スクリーン印刷の原理やメカニズムの解説し、近年、明らかになった「版離れ角度」維持による「版離れ」改善装置について説明する。そして、スキージやスクリーンメッシュなどの要素技術の「標準」と適正化の考え方ついて解説し、印刷性能に大きく影響するインキ・ペーストの揮発性、濡れ性や粘弾性特性についても説明する。
 さらに、実際の高品質スクリーン印刷現場で特に重要とされるスキージエッジの面取り仕上げや水スプレー併用のスクリーン版洗浄方法を動画で分かりやすく紹介する。また、これまでスクリーン印刷の大きな課題であったベタ印刷での「サドル」の解消や「トーンジャンプ」のないグラデーション印刷、そして、最新のエレクトロニクス分野での具体的な応用例と実践方法についても紹介する。



【プログラム】

はじめに
  ・スクリーン印刷の用語解説
  ・間違った理解をしていませんか?

1.スクリーン印刷とは?
  ・スクリーン印刷は、原理を知れば最も安定な印刷工法です!
  ・版とインキを適正化すれば、手刷りで30μmラインも印刷可能な工程能力
  ・適正化できない最大の要因は、不適正なスキージ、版仕様かインキの印刷性能不足
 1-1.各種印刷工法の種類とインキの粘度範囲
  ・スクリーン印刷の各分野でのインキの粘度
 1-2.スクリーン印刷は「特殊印刷」、だから印刷安定性が高い
 1-3.現状のスクリーン印刷の多くは「技術限界」の50%以下のレベル?
  ・正しい考えでの適正化で大きな「伸びしろ」がある印刷技術

2.スクリーン印刷8つの適用工法
  成膜(べた印刷)、パターニング、スルーホール印刷、ビアフィル印刷、
  ドット印刷、(PDP)落とし込み印刷、積層印刷、転写印刷

3.「ペーストプロセス理論」の考え方の基本
 3-1.印刷条件のほとんどは、予め適正化可能な「前提条件」
 3-2.先ず、「版離れ」遅れの不具合を無くす事が最重要

4.「コンタクト印刷」とは通常スクリーン印刷とは全く異なる印刷工法
 4-1.「コンタクト印刷」の「時差版離れ」は、型抜きでの「版剥がし」
 4-2.≪新技術≫メタルマスクでの「同期版離れ」コンタクト印刷工法
 4-3.≪新技術≫メタルマスクでの低粘度インキの定量塗布技術

5.スクリーン印刷の4つのカニズムの理解
 5-1.「ローリング」のメカニズム
 5-2.「充てん・掻き取り」のメカニズム
 5-3.「版離れ」のメカニズム
 5-4.「レベリング」のメカニズム

6.≪新技術≫「版離れ角度」維持による等クリアランス版離れ改善機構
 6-1.印刷後半部での版離れ遅れ増加の原因は「版離れ角度」の漸減だった
 6-2.従来ピールオフ動作では、実質クリアランス量増加による寸法不具合が発生
 6-3.等クリアランス+「版離れ角度維持」動作で、「版離れ力」1.5倍

7.スクリーン印刷装置とスキージの重要性
 7-1.印刷機の種類とスクリーン版
  ・フラットベッド、曲面(シリンダー)、ロータリー印刷機
  ・フラットベッドと曲面印刷機は同一仕様のスクリーン版を使用
  ・ロータリー印刷機用の円筒形版はテンションの無いメッシュ版
 7-2.印刷位置合わせの方法
 7-3.スキージが最も重要な印刷パラメータの要素
  ・最適なスキージの選択方法 ・斜め研磨スキージの効果
  ・スキージエッジの面取り仕上げの重要性

8.4つの印刷条件の適正化と「標準」
 8-1.4つの印刷条件と印刷品質への影響
 8-2.二通りの印圧設定方法 「ストッパー(押し込み)」方式と「エアー圧」方式
 8-3.印刷膜厚均一性と「適正印圧」の定義
 8-4.スキージ角度、速度と「充てん力」との相関

9.スクリーンメッシュとスクリーン版
 9-1.ステンレスメッシュ開発の歴史とスクリーン印刷技術の進歩
 9-2.スクリーンメッシュの「弾性変形」と「塑性変形」
 9-3.スクリーンメッシュ開口率とインキの吐出性(印刷解像性)
  ・低開口率25%メッキ処理メッシュのにじみ抑制効果
 9-4.超高強度ステンレスメッシュでの課題解決「無変形スクリーン版」
 9-5.スクリーン製版工程の「コツ」 ポジフィルムとの密着と露光
 9-6.低溶剤臭のスクリーン版の洗浄作業 水スプレーでのリンス併用
 9-7.スクリーン版の高品質再製版システムの実際例

10.インキ・ペーストの印刷性能
 10-1.インキの分散安定性
 10-2.連続印刷中のインキの含有溶剤揮発と印刷膜厚変化
 10-3.インキと基板との濡れ性の影響
 10-4.インキの粘性特性と弾性特性
  ・ベタ印刷でのメッシュ起因の気泡発生のメカニズム

11.≪新技術≫「トーンジャンプ」のないグラデーション印刷
 11-1.なぜ、スクリーン印刷でグラデーション印刷が困難と思われていたか?
 11-2.「トーンジャンプ」を起こさない最適な網点形状
 11-3.原理的に「トーンジャンプ」が発生しない網点仕様と製版技術

12.≪新技術≫ベタ印刷での「サドル」の解消方法
 12-1.細線、中間ライン、ベタパターンでの印刷膜厚決定メカニズムの違い
 12-2.スクリーン印刷の宿命とされていたベタパーンでの「サドル」現象
 12-3.ベタ印刷での「サドル」不具合の解消方法

13.高品質スクリーン印刷プロセス実践のための具体的な対策手法
 13-1.印刷均一性を阻害する要因とその対策
 13-2.印刷寸法精度を損なう要因とその対策
 13-3.スクリーン印刷におけるその他の不具合対策
  ・乾燥のメカニズムとその重要性
  ・静電気とインキの糸引き対策

14.高品質スクリーン印刷の応用例
  ・マイクロ文字印刷 フレキシブル基板多層印刷 銀ナノインキ印刷など

【質疑応答】


【キーワード】

スクリーン印刷、電子部品、エレクトロニクス、インキ、ペースト、スクリーンメッシュ、スクリーン版、スキージ、版離れ、版伸び、トーンジャンプ、サドル現象



【講演のポイント】

2000年以来、約70社の企業へのスクリーン印刷の技術指導の実績があり。講演内容の多くは、自身の長年の印刷経験から構築した独自の理論に基づき、実際に現場で実践、検証した内容をベースとしている。



【習得できる知識】

・スクリーン印刷のプロセスの適正化のため基本となる考え方
・スキージの選択と研磨・面取り仕上げの重要性
・スクリーンメッシュ・版の選択の重要性と基準
・インキ、ペーストの印刷性能を理解することの重要性
・実際の高品質印刷作業におけるスクリーン版洗浄の重要性とその方法

視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2025/01/24 10:30 から 2025/01/24 16:30 まで

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
(株)エスピーソリューション  代表取締役  佐野 康 氏
経歴
1956年三重県 尾鷲市 生まれ 
‘76 国立鈴鹿工業高等専門学校 金属工学科卒業  
  輸入商社でペースト材料の技術営業職の業務で、87年、スクリーン印刷との出会い
‘90(34歳) 東京プロセスサービス㈱ スクリーン版の技術営業職
‘94 マイクロ-テック㈱ スクリーン印刷機 スクリーン印刷プロセス技術担当
2000~㈱エスピーソリューション設立 技術コンサルタント業務開始
2000~2007 韓国PDP(プラズマディスプレイパネル)メーカー
2002~2009 韓国セラミック部品メーカーMLCC チップ抵抗器
2005~2008 インドPDP開発メーカー
2010~2015 国内FPCメーカー  フィルムデバイスメーカー
2006~2015 スクリーンメッシュメーカー(アサダメッシュ)
その他の支援先(実績)  6ヶ月~1年以上
ペーストメーカー  デバイスメーカー  加飾印刷メーカー 機能材料メーカー 電子部品メーカー など約70社以上
*現在、複数社への技術支援業務と並行して、 ㈱ミノグループの印刷技術課と協力し、高品質スクリーン印刷の「標準」を提案中    
2018~   日本印刷学会 スクリーン印刷技術研究会主査
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