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2025/09/16(火) 10:30 ON AIR
2025年9月16日開催

不織布製造技術の基礎と機能性付与の方法および新製品の開発動向と不織布産業の将来展望

長年大学において不織布の研究と開発に従事した講師が不織布の基礎知識や使用する上でのポイントを解説!
質問OK 初~中級者向け 返金保証
49,500 (税込)
6時間0分 詳細へ
2025/09/15 17:00 まで
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視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2025/09/16 10:30 から 2025/09/16 16:30 まで

イベント概要

★2025年9月16日WEBでオンライン開講。日本不織布協会 矢井田氏が、【不織布製造技術の基礎と機能性付与の方法および新製品の開発動向と不織布産業の将来展望】について解説する講座です。

■注目ポイント

★長年大学において不織布の研究と開発に従事した講師が不織布の基礎知識や使用する上でのポイントを解説!

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況(講師より)

★新型コロナウイルスの感染防止用としてマスクや防護服が脚光を浴びており、その主たる材料として不織布というものが用いられており、フィルター性や防護性などの機能性に優れた材料であるという認識が高まってきています。以前は、不織布は織物や編物の副次的なものであったが、その構造的特徴や機能性が認識され、不織布の用途は急速に拡大しており、織物、編物と並んで第3の布と言われています。

★産業用繊維資材の進展とともに、様々な産業分野での不織布の利用に関心が高まっています。高性能・高機能の不織布は古くから使用されていた織物や編物と比べ、ユーザー側の知識が乏しいこともあって、適材適所の使用が難しいのが現状であります。

★日本で製造される不織布の約98%が産業用として用いられています。その用途は様々であるが、優れたコストパフォーマンスと構造的特徴である独特の繊維集合体多孔構造を活かして濾過性、吸収性、防護性、包装性、遮音性、熱遮断性、クッション性などの機能性が要求される用途で用いられることが多く、これまで右肩上がりの成長を示してきています。特に、医療・衛生分野、フィルター分野や自動車の内装・防音分野では機能性に優れた多くの新製品が開発されています。

■注目ポイント

★不織布製造技術や不織布製製品の種類や特徴を解説!

★不織布の用途や各産業用途での要求性能について解説!

★最近の不織布に関する国際見本市で見られた新製品や技術トレンドの概要を紹介!

講座担当:牛田孝平

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫


【時間】 10:30-16:30

【講師】日本不織布協会 顧問 矢井田 修 氏

【講演主旨】

 新型コロナウイルスの感染防止用としてマスクや防護服が脚光を浴びており、その主たる材料として不織布というものが用いられており、フィルター性や防護性などの機能性に優れた材料であるという認識が高まってきている。以前は、不織布は織物や編物の副次的なものであったが、その構造的特徴や機能性が認識され、不織布の用途は急速に拡大しており、織物、編物と並んで第3の布と言われている。
 日本で製造される不織布の約98%が産業用として用いられている。その用途は様々であるが、優れたコストパフォーマンスと構造的特徴である独特の繊維集合体多孔構造を活かして濾過性、吸収性、防護性、包装性、遮音性、熱遮断性、クッション性などの機能性が要求される用途で用いられることが多く、これまで右肩上がりの成長を示してきている。特に、医療・衛生分野、フィルター分野や自動車の内装・防音分野では機能性に優れた多くの新製品が開発されている。
 ここでは、日本不織布業界の現状や不織布製造技術の種類や特徴、最近の技術及び商品開発の動向について詳しく述べると共に、グローバル化によるこれからの不織布業界の課題について解説する。


【プログラム】

1.はじめに
 1.1 不織布とは
 1.2 日本の不織布産業の現状
 1.3 不織布産業発展の歴史
 1.4 不織布産業発展の背景
 1.5 世界の不織布産業の現状

2.不織布製造法
 2.1 不織布に用いる原料繊維
 2.2 不織布製造法の種類と特徴
  2.2.1 ウエブの形成方法
  2.2.2 ウエブの接着方法
  2.2.3 不織布の仕上げ加工方法

3.不織布の主用途
 3.1 衛生用途
 3.2 医療用途
 3.3 フィルター用途
 3.4 自動車関連用途
 3.5 ワイパー用途
 3.6 土木・建築用途
 3.7 電池セパレータ用途
 3.8 その他の用途
 3.9 将来性のある産業用繊維資材分野

4.不織布製造技術の動向
 4.1 複合化技術の多様化
 4.2 サーマルボンド技術の多様化
 4.3 リサイクル関連技術の進展
 4.4 エアレイ技術の多様化
 4.5 スパンレース技術の進展
 4.6 極細繊維、ナノファイバー不織布製造技術の多様化
 4.7 日本の不織布関連オリジナル技術及び製品
  4.7.1 SJ法(スチームジェット法)
  4.7.2 湿式スパンボンド法
  4.7.3 V-LAP法
  4.7.4 ワリフ、ミライフ
  4.7.5 ブレスエアー
  4.7.6 プレシゼ

5.最近の不織布関連トピックス
 5.1 水解性(水洗性)の評価基準の制定問題
 5.2 コロナウイルス感染防止製品(マスク、防護服等)の機能性向上
 5.3 高機能自動車用吸音材の開発(EV化への対応)
 5.4 セルロースナノファイバー (CNF)の不織布への適用
 5.5 環境問題への対応
  5.5.1 海洋プラスチック(マイクロプラスチック)問題
  5.5.2 紙おむつの廃棄問題
 5.6 食品衛生法の一部改正(ポジティブリスト)への対応
 5.7 感染症法の改正への対応

6.最近の国際見本市で見られた不織布技術と製品の動向
 6.1 INDEX2023(ジュネーブ)
 6.2 ANEX2024(台北)
 6.3 ITMA ASIA+CITME2024(上海)

7.不織布産業の将来動向
 7.1 不織布の発展予測
 7.2 不織布産業発展のための課題

【質疑応答】


【キーワード】

産業状繊維集合体、機能性材料、フレキシブル素材、不織布の構造的特徴、用途開発、防護材、フィルター材


【講演のポイント】

産業用繊維資材の進展とともに、様々な産業分野での不織布の利用に関心が高まっている。高性能・高機能の不織布は古くから使用されていた織物や編物と比べ、ユーザー側の知識が乏しいこともあって、適材適所の使用が難しいのが現状である。演者は長年大学において不織布の研究と開発に従事しており、その経験を踏まえて、不織布の基礎知識や使用する上でのポイントを解説する。


【習得できる知識】

・不織布製造技術や不織布製製品の種類や特徴の基礎知識。

・不織布の用途や各産業用途での要求性能に関する知識。

・不織布の技術開発動向。

・様々な産業用繊維資材分野で用いられる不織布に対して要求される機能性やその付与方法に関する知識。

・最近の不織布に関する国際見本市で見られた新製品や技術トレンドの概要。

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
日本不織布協会  顧問  矢井田 修 氏
経歴
1946年2月 大阪生まれ
1974年3月 大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程単位取得満期退学
1974年4月 大阪大学工学部機械工学科助手
1976年2月 大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程修了、大阪大学工学博士
1986年10月 大阪市立大学生活科学部被服学科講師
1991年4月 大阪市立大学生活科学部生活環境学科助教授
1992年4月 京都女子大学家政学部生活造形学科教授
1996年4月 京都女子大学大学院家政学研究科委員長(平成10年3月まで)
2005年4月 京都女子大学評議員(平成2008年3月まで)
2005年4月 京都女子大学学生部長(平成2008年3月まで)
2011年3月 京都女子大学定年退職
2011年6月 日本不織布協会顧問、現在に至る
2015年6月 テクノスマート(株)社外取締役、監査等委員会委員長(2021年6月まで)
2019年7月 信州大学繊維学部「不織布共同研究講座」特任教授(2021年3月まで)
2021年4月 信州大学繊維学部Fiiリサーチ・コーディネーター、現在に至る
●現職
日本不織布協会(顧問、幹事、技術委員会委員長、環境委員会委員長、環境問題評議会委員長)
信州大学繊維学部Fiiリサーチ・コーディネーター
日本適合性認定協会(JAB)製品技術委員会委員
日本繊維機械学会(フェロー、名誉会員、不織布研究会委員長、学会賞選考委員)
繊維加工技術研究会会長
JIS原案作成委員会委員長(JIS L0222 不織布用語)
ジオシンセティック技術研究会理事
大阪工研協会 ニューフロンティア材料部会幹事
高知県客員研究員
●これまでの社会活動
元日本不織布連合会副会長、元繊維学会(理事、評議員)元日本繊維製品消費科学会(理事、関西支部長)、元日本繊維機械学会(常務理事、理事、評議員、企画委員長、繊維工学編集委員長、海外文献集編集委員長)、元日本家政学会被服材料部会部会長、元日本衣料管理協会専門委員、元大阪府産官学共同研究推進委員、元NEDO審査委員、元科学研究費審査委員、元高知県紙産業の在り方検討委員会委員長、元愛媛大学大学院農学研究科非常勤講師、元JIS原案作成委員会委員長(不織布関連JIS、6件)