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2024/12/20(金) 13:00 ON AIR

フッ素フリーで撥水/撥油表面を作製するための指針と実例 ~ぬれ性の基礎、評価技術~

優れた液滴(特に油)の滑落性を示すフッ素フリーな撥水・撥油表面の設計指針について、実例を挙げながらわかりやすく解説します。
質問OK 初~中級者向け [N] 返金保証
45,100 (税込)
4時間0分 詳細へ
2024/12/19 17:00 まで
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イベント概要

★2024年12月20日WEBオンライン開講。国立研究開発法人 産業技術総合研究所 穂積 篤氏がフッ素フリーで撥水/撥油表面を作製するための指針と実例~ぬれ性の基礎、評価技術~について解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

★長鎖フッ素化合物を用いない撥水・撥油処理の開発が様々な産業分野で喫緊の課題となっています。本セミナーでは、優れた液滴(特に油)の滑落性を示すフッ素フリーな撥水・撥油表面の設計指針について、実例を挙げながらわかりやすく解説します。

■当講演の注意点

 製本テキストを郵送致しますので、電子テキストダウンロード不可となります。

 ご郵送の都合上、12/13 午前中までにお申し込みください。以後のお申し込みでも受付は可能ですが、テキストが講演後のお届けになる可能性がありますのでご注意ください。

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★固体表面のぬれ性(撥水性や撥油性)において、特に重要となる動的なぬれ性(前進/後退接触角、ヒステリシス、滑落角)についての理解と取得を目指します。また、最新の撥水・撥油、防汚処理技術について国内外の最新の研究開発動向と、フッ素フリーで撥水・撥油性、防汚表面を得るための設計指針について演者らの実例を挙げながら分かりやすく詳細に解説します。



■注目ポイント

★ぬれ性の基礎、表面張力の定義と各種測定方法、これまでのぬれ性評価法とその課題について学習、習得できる!

★動的ぬれ性について、制御の重要性、動的接触角(前進/後退接触角)の定義と近年の役割、各種測定方法、 接触角ヒステリシスの定義と発生原因など学習、習得できる!

★撥水/撥油処理の最新研究開発動向、超撥水/撥油性を得るための表面設計指針、問題点と課題、最近の超撥水/撥油性の定義、超撥水/撥油処理の最新研究開発動向について学習、習得できる!

★フッ素フリー撥水/撥油処理の最新研究開発動向、CVD法による単分子膜の作製方法とその特徴、ゾルゲル法による有機-無機ハイブリッド皮膜の作製方法とその特徴、そしてオルガノゲルを利用した難付着性表面の作製方法とその特徴を学習、習得できる!


講座担当:齋藤順

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫



【時間】 13:00-17:00

【講師】国立研究開発法人 産業技術総合研究所  極限機能材料研究部門/上級主任研究員 博士(工学) 穂積 篤 氏

【講演主旨】

これまで、固体表面のぬれ性(撥水性や撥油性)は、静的な(見かけの)接触角の大小で評価されてきました。しかし、静的な接触角が同じでも、表面状態によって液滴は異なった動的挙動を示します。本セミナーでは実用上、重要となる動的なぬれ性(前進/後退接触角、ヒステリシス、滑落角)についての理解と取得を目指します。また、最新の撥水・撥油、防汚処理技術について国内外の最新の研究開発動向と、フッ素フリーで撥水・撥油性、防汚表面を得るための設計指針について演者らの実例を挙げながら分かりやすく詳細に解説します。



【プログラム】

1. ぬれの基礎
 1.1 Youngの式
 1.2 表面張力の定義と各種測定方法
 1.3 表面自由エネルギーとは?
 1.4 Cassieの式(凹凸表面におけるぬれ)
 1.5 Wenzelの式(複合表面におけるぬれ)
 1.6 CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?
 1.7 既存理論を否定する研究事例
 1.8 3相接触線の重要性
 1.9 これまでのぬれ性評価法とその課題
 1.10 静的接触角とぬれ性との関係

2. 動的ぬれ性
 2.1 動的ぬれ性とは?
 2.2 動的ぬれ性制御の重要性
 2.3 動的接触角(前進/後退接触角)の定義と近年の役割
 2.4 動的接触角の各種測定方法
 2.5 接触角ヒステリシスの定義と発生原因
 2.6 身近な高/低接触角ヒステリシス表面の事例
 2.7 接触角ヒステリシス制御に関するこれまでの研究
 2.8 接触角ヒステリシスを抑制するための指針
 2.9 接触角ヒステリシスと滑落性の関係(Kawasaki/Furmidgeの式)
 2.10 低接触角ヒステリシス表面の特長

3. 撥水/撥油処理の最新研究開発動向
 3.1 バイオミメティクス(生物模倣技術)
 3.2 超撥水/撥油性を得るための表面設計指針
 3.3 これまでの超撥水/撥油表面の問題点と課題
 3.4 耐久性を向上させるためのコンセプトと研究事例
 3.5 最近の超撥水/撥油性の定義
 3.6 超撥水/撥油処理の最新研究開発動向
 3.7 液体含有表面:SLIPS(Slippery Liquid-Infused Porous Surfaces)の特徴・設計・課題

4. フッ素フリー撥水/撥油/難付着処理
 4.1フッ素フリー撥水/撥油処理の最新研究開発動向
 4.2フッ素フリー撥水/撥油性表面の開発事例
 4.2.1 CVD法による単分子膜の作製方法とその特徴
 4.2.2 ゾルゲル法による有機-無機ハイブリッド皮膜の作製方法とその特徴
 4.2.3 オルガノゲルを利用した難付着性表面の作製方法とその特徴

5. 現状の課題と最近のトピックス

質疑応答



【キーワード】

フッ素フリー、(超)撥水・撥油性、静的/動的接触角、接触角ヒステリシス、滑落性



【講演の最大のPRポイント】

長鎖フッ素化合物を用いない撥水・撥油処理の開発が様々な産業分野で喫緊の課題となっています。本セミナーでは、優れた液滴(特に油)の滑落性を示すフッ素フリーな撥水・撥油表面の設計指針について、実例を挙げながらわかりやすく解説します。



【習得できる知識】

・ぬれ性に関する基礎的な知識/理論
・ぬれ性評価技術(静的/動的接触角、接触角ヒステリシス、滑落角)の正しい知識
・フッ素化合物を用いずに、それと同等の撥水性、撥油性、防汚性、難付着性を有する表面・界面を作るための技術情報

視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2024/12/20 13:00 から 2024/12/20 17:00 まで

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。 ※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。 2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
国立研究開発法人 産業技術総合研究所   極限機能材料研究部門/上級主任研究員 博士(工学)  穂積 篤 氏
経歴
平成11年4月1日
 工業技術院名古屋工業技術研究所入省
平成19年
 客員教授, University of Massachusetts Amherst(米国)
令和2年4月1日〜
 客員教授,愛知工業大学
令和5年4月1日〜
 組織改変を経て、現職
 アメリカ化学会、高分子学会、日本化学会、表面技術協会、無機マテリアル学会
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