1. 触覚情報の計測と提示の概要
1) 背景(触覚情報を「計る」「伝える」意義)
2) 触覚計測と提示の応用
a) 触覚機能の定量化と機器評価への応用
b) 遠隔操作・触感伝送への応用
c) 医療・福祉応用
2. 触覚の科学と工学
1) ヒトの触覚
a) 皮膚・筋骨格と感覚受容器
b) 触覚の知覚特性・脳機能
2) 触覚に関する物理モデリング
a) 力触覚に関わる物理量
b) 力の大きさと体感
3. 力触覚情報の計測・評価技術
1) 触覚センサの種類・原理とその特徴
2) 対象の物性(硬さ・表面状態)を測る
3) 触に伴う現象(接触・振動・力・滑り)を測る
4) ヒトの触感を測る
a) 感覚の評価方法
b) 心理学実験の基礎
c) 心理測定関数を用いた解析
d) 評定法と因子分析の具体的事例
4. 力触覚情報の提示技術
1) 力覚ディスプレイの原理とその特徴
2) 触覚ディスプレイの原理とその特徴
3) アクチュエータの種類・原理とその特徴
a) 電磁アクチュエータを用いた刺激
b) 空気圧アクチュエータを用いた刺激
c) 超音波を用いた刺激
d) 電気刺激
e) 熱刺激
4) 与えられる感覚とその提示手法・使用範囲
a) 力覚の提示
b) 振動・摩擦感覚の提示
c) 硬軟感覚の提示
d) 温度感覚の提示
e) その他の触感提示手法
5) クロスモーダル知覚
6) 空中ハプティクス技術
7) 触覚ディスプレイ設計のポイントと課題
a) 触覚ディスプレイの評価方法
b) デバイス構造上の制約
c) 触覚刺激の規格化と安全設計