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2025/07/17(木) 10:30 ON AIR
2025年7月17日開催

酸化グラフェンの基礎物性・合成・評価および応用展開・量産化・用途拡大に向けた取り組み

酸化グラフェン(GO)の基本的な特長、合成方法、還元、修飾方法の解説にはじまりGOの社会実装に向けた応用展開、社会実装を見据えたGOの合成からエネルギーデバイス化、触媒、医療、環境、農業など多岐にわたる応用例を紹介!
質問OK 初~中級者向け 返金保証
49,500 (税込)
4時間55分 詳細へ
2025/07/16 17:00 まで
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視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2025/07/17 10:30 から 2025/07/17 15:25 まで

イベント概要

★2025年7月17日WEBでオンライン開講。熊本大学 速水氏、株式会社日本触媒 郷田氏、信州大学 金子氏が、【酸化グラフェンの基礎物性・合成・評価および応用展開・量産化・用途拡大に向けた取り組み】について解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

★酸化グラフェン(GO)の基本的な特長、合成方法、還元、修飾方法の解説にはじまりGOの社会実装に向けた応用展開、社会実装を見据えたGOの合成からエネルギーデバイス化、触媒、医療、環境、農業など多岐にわたる応用例を紹介!

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★酸化グラフェン(GO)は、黒鉛(グラファイト)を酸化させることによりナノレベルまで単層化し得られる素材で、厚み約1nm、シート長は数~数十ミクロンで高いアスペクト比・高表面積を兼ね備えております。

★酸化グラフェンは時々刻々変化する物質であるが、その変化を理解すると興味深い特性を抽出できます。酸化グラフェンは通常分離が困難なH2OとD2Oを識別する能力があります。また、柔らかい層状構造を利用すると結晶を包接することができ、分離速度が従来の100倍以上の分離材を創製できます。更に酸化グラフェンから離れてグラフェンの熱運動を利用すると、高圧ボンベの代わりに細孔のあるカーボン粒子に高圧メタンを貯蔵できます。(講師より)

★ナノ材料は色々な分野でイノベーションをもたらす材料として注目されており、なかでも、ナノシートは、二次元性を活かした表面・界面の特性やそれらの電荷による静電的相互作用により、層間に種々のイオン、機能性分子をインターカレートした超格子からなる層状物質を容易に作製できます。真の有用な材料としてエネルギーデバイスや触媒の技術革新が渇望されているなか、ナノシートの利用価値が非常に高まってきております。(講師より)

■注目ポイント

★10年以上酸化グラフェンの基礎から応用検討まで進めてきた講師が基本的な特長や合成方法、還元、修飾方法や、酸化グラフェンの好適な用途先の紹介など裏話や小ネタを含めながら酸化グラフェンの魅力について紹介!

★酸化グラフェン(GO)の社会実装に向けた応用展開、実際に社会実装を見据えたGOの合成からエネルギーデバイス化、触媒、医療、環境、農業など多岐にわたる応用例を紹介!

★酸化グラフェンとその還元カーボンの構造と特性についてNature energy, Nature Communications, Science Advancesなどにアクセプトされた斬新な知見をご紹介!

講座担当:牛田孝平

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

【第1講】 酸化グラフェンの基礎物性と合成・評価方法および応用展開

【時間】 10:30-11:45

【講師】熊本大学 大学院先端科学研究部(理学系) / 教授 速水 真也 氏

【講演主旨】

 科学技術におけるイノベーション創出をもたらすものは、科学技術的に新しいコンセプトをもたらす基礎・応用的研究である。ナノ材料は色々な分野でイノベーションをもたらす材料として注目されており、なかでも、ナノシートは、二次元性を活かした表面・界面の特性やそれらの電荷による静電的相互作用により、層間に種々のイオン、機能性分子をインターカレートした超格子からなる層状物質を容易に作製できる。真の有用な材料としてエネルギーデバイスや触媒の技術革新が渇望されているなか、ナノシートの利用価値が非常に高まってきている。
 本セミナーでは、酸化グラフェン(GO)に着目し、その合成から基礎物性評価さらには応用展開まで述べる。



【プログラム】

1.酸化グラフェン(GO)の基礎
 酸化グラフェン(GO)およびその還元体(rGO)の合成から評価方法について

2.酸化グラフェン(GO)およびその還元体(rGO)の性質
 酸化グラフェン(GO)およびその還元体(rGO)の構造、官能基、化学的・物理的性質

3.酸化グラフェン(GO)およびその還元体(rGO)の応用
 3.1 エネルギーデバイスへの展開(燃料電池、キャパシタなど)
 3.2 圧力セル、ナノコンプレッサーへの応用
 3.3 イオン透過膜への応用
 3.4 環境浄化、放射性汚水物質への応用
 3.5 バイオマス分解によるバイオ製品への展開
 3.6 農業への応用
 3.7 抗ウイルス社会への応用
 3.8 機能性材料への展開

4.今後の展望

【質疑応答】

【キーワード】

ナノ炭素材料、酸化グラフェン、エネルギーデバイス、触媒、社会実装、カーボンニュートラル、SDGs

【講演のポイント】

本セミナーでは、炭素材料である酸化グラフェン(GO)の社会実装に向けた応用展開を紹介する。実際に社会実装を見据えたGOの合成からエネルギーデバイス化、触媒、医療、環境、農業など多岐にわたる応用例を紹介する。

【習得できる知識】

本セミナーでは、炭素材料である酸化グラフェン(GO)にフォーカスし、これまでに演者が行ってきた合成から基礎物性さらには応用展開を紹介する。ここでは、直接応用可能であり、エネルギー、環境、医療への製品開発に関して、いかに製品開発が可能であるか、どのような製品開発が可能であるかなど、今後SDGsを考慮しながら企業展開する上での重要な知見を得ることができる。



【第2講】 酸化グラフェンの基礎・応用と日本触媒における量産化/用途拡大の取り組み

【時間】 12:45-14:00

【講師】株式会社日本触媒 研究センター 郷田 隼 氏

【講演主旨】

 酸化グラフェンに興味があるが、まずはどんなものか知りたい方、触ってみたことがあるが、どのように取り扱えばより良いか知りたい方を対象に、基本的な特長や合成方法、還元、修飾方法や、酸化グラフェンの好適な用途先の紹介など、裏話や小ネタを含めながら酸化グラフェンの魅力について紹介します。
 また、危険な合成法が必要である酸化グラフェン製造において、日本触媒がこれまでに行ってきた量産化に対するアプローチや、用途拡大に向けた学術研究についても紹介します。



【プログラム】

酸化グラフェン概論(論文情報を中心に)
 ・特長/構造/物性
 ・他のナノ炭素材料との違い
 ・代表的な合成方法
 ・代表的な還元、修飾方法

日本触媒における量産化/用途拡大の取り組み(当社情報を中心に)
 ・量産における課題(安全性/プロセス)
 ・安全/安定生産に対するアプローチ
 ・酸化グラフェンの特長を活かした用途
 ・大学研究室との取り組み紹介

【質疑応答】

【キーワード】

酸化グラフェン、膜、コーティング


【講演のポイント】

10年以上酸化グラフェンの基礎から応用検討まで進めてきました。歴史が古く奥深い酸化グラフェンの魅力や特長を紹介することで、皆様のモチベーションを高め、いろいろな分野での活用・開発ができるようにサポートさせていただきます。


【第3講】 酸化グラフェンとその還元カーボンの構造と特性

【時間】 14:10-15:25

【講師】信州大学 アクア・リジェネレーション機構 / 特別特任教授 金子 克美 氏

【講演主旨】

 酸化グラフェンは時々刻々変化する物質であるが、その変化を理解すると興味深い特性を抽出できる。酸化グラフェンは通常分離が困難なH2OとD2Oを識別する能力がある。また、柔らかい層状構造を利用すると結晶を包接することができ、分離速度が従来の100倍以上の分離材を創製できる。更に酸化グラフェンから離れてグラフェンの熱運動を利用すると、高圧ボンベの代わりに細孔のあるカーボン粒子に高圧メタンを貯蔵できる。



【プログラム】

1. ナノ細孔への気体吸着とナノ細孔の特別な超高圧効果など

2. 酸化グラフェンのD2OとH2Oの選択吸着性

3. 時間と共に変化する酸化グラフェンコロイドの3状態

4. 酸化グラフェンを還元して得られる超軽量ナノ細孔性炭素剤

5. グラフェン包接ゼオライトの超高速気体分離特性

6. グラフェンコート細孔性炭素の高圧気体貯蔵ボンベの働き

【質疑応答】

【キーワード】

1万気圧以上の細孔内加圧作用、重水と軽水の選択吸着性、真の酸化グラフェン状態、真性グラフェンの保存法、軽量モノリス吸着材、気体分離材、空気分離、常圧での高密度貯蔵炭素

【講演のポイント】

講義に用いる題材の多くはNature energy, Nature Communications, Science Advancesなどにアクセプトされた内容が多いので、極めて斬新な知見である。


【習得できる知識】

カーボンナノ細孔の持つ1万気圧以上の超高圧効果、酸化グラフェンの水素結合の重要性、酸化グラフェンコロイドは時々刻々変化するので、厳密な時間制御が必要なこと、また時間変化に伴い光学的特性、電気伝導度及び磁性も変化すること、グラフェン包接ゼオライト分離膜は水素の分離は極めて容易であり、酸素と窒素でさえ分離可能なこと、高圧ボンベの代替をする活性炭粒子の製造など、全く新たな知見が得られる。

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
第1部  熊本大学  大学院先端科学研究部(理学系) / 教授  速水 真也 氏 第2部  株式会社日本触媒  研究センター  郷田 隼 氏 第3部  信州大学  アクア・リジェネレーション機構 / 特別特任教授  金子 克美 氏
経歴
第1部  熊本大学  大学院先端科学研究部(理学系) / 教授  速水 真也 氏

2021年4月 - 現在
熊本大学大学院先端科学研究部附属 生物環境農学国際研究センター(併任), 教授
2019年4月 - 現在
熊本大学産業ナノマテリアル研究所(併任), 教授
2009年 - 現在
熊本大学大学院先端科学研究部(理学系)教授
2007年1月 - 2009年3月
広島大学大学院理学研究科化学専攻 准教授
2000年10月 - 2006年12月
九州大学大学院理学研究院化学部門 助手
1999年4月 - 2000年9月
(財)神奈川科学技術アカデミー 研究員
1998年4月 - 1999年3月
岡崎国立共同研究機構 分子化学研究所 IMSフェロー

第2部  株式会社日本触媒  研究センター  郷田 隼 氏

2011年4月 - 現在
株式会社日本触媒
2022年1月 - 2025年3月 
大阪大学, 招へい研究員

2018年10月 - 2021年3月 
千葉大学大学院, 融合理工学府, 先進理化学専攻
2009年4月 - 2011年3月 
大阪大学大学院, 理学研究科, 化学専攻
2005年4月 - 2009年3月 
大阪大学, 理学部, 化学科

第3部  信州大学  アクア・リジェネレーション機構 / 特別特任教授  金子 克美 氏

2014年
信州大学 先鋭領域融合研究群 環境・エネルギー材料科学研究所 特別特任教授
2010年 - 2014年
信州大学 エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点 特別特任教授
2007年 - 2010年
千葉大学大学院理学研究科教授
2006年 - 2008年
千葉大学大学院自然科学研究科長
2004年 - 2006年
千葉大学理学部学部長
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