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2025年3月24日(月)より、クレジットカード決済の手続きに本人認証サービス(3Dセキュア2.0)を導入いたしました。
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本人認証サービス(3Dセキュア2.0)についての詳細は下記をご覧ください。
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2025/04/25(金) 13:00 ON AIR
2025年4月25日開催

バイオプラスチックの最新動向と課題、高機能化の指針 ~バイオマス共重合PET・透明軟質ポリエステル、生分解性セルロースファイバー成形材料~

バイオマスプラスチックの製造、物性、加工プロセス、用途展開について解説し、特長と課題点を整理し、今後の開発展望に関する指針を解説!
質問OK 初~中級者向け 返金保証
49,500 (税込)
3時間55分 詳細へ
2025/04/24 17:00 まで
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視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2025/04/25 13:00 から 2025/04/25 16:55 まで

イベント概要

★2025年4月25日WEBでオンライン開講。東京農業大学 石井 大輔 氏、株式会社ベルポリエステルプロダクツ 勝間 啓太 氏、パナソニック ホールディングス株式会社 豊田 慶 氏の3名がバイオプラスチックの最新動向と課題、高機能化の指針について解説する講座です。

■注目ポイント

★バイオマスプラスチックの製造、物性、加工プロセス、用途展開について解説し、特長と課題点を整理し、今後の開発展望に関する指針を解説!

★カーボンニュートラル社会に貢献できるベルポリエステルプロダクツの「バイオベルペット®」 の製造工程、バイオマス度、ラインナップと各特性や特徴、化粧品容器や飲料缶を始めとする用途事例を紹介!

★セルロースファイバーをいかに活用し、石油資源の使用を抑制し地球環境への負荷を低減するか、海洋プラスチック問題に対応するかについて、活用のための材料製造プロセス、材料特性について解説!

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★バイオプラスチックの普及が進められているが、一層の普及拡大のためには、生産コストの削減、高機能化および多用途対応が不可欠となっている。

★2022年4月に「プラスチック資源循環促進法」が施行され、3R+Renewableを実践することでライフサイクル全体の資源循環を目指す必要があり、Renewableに関しては、「バイオプラスチック導入ロードマップ」により、2030年までにバイオマスプラスチック約200万㌧導入を目指す事が目標とされている。

★プラスチック材料に注目した場合、石油資源に依存した材料からの脱却を目指し,サーキュラーエコノミー社会を実現する循環型材料を実現していくキーマテリアルの一つがセルロースファイバーである。


■注目ポイント

★バイオマスプラスチックの製造、物性、加工プロセス、用途展開について解説し、特長と課題点を整理し、今後の開発展望に関する指針を解説!

★カーボンニュートラル社会に貢献できるベルポリエステルプロダクツの共重合PET樹脂のバイオマス品「バイオベルペット®」 の製造工程、バイオマス度、ラインナップと各特性や特徴、化粧品容器や飲料缶を始めとする用途事例を紹介!

★セルロースファイバーをいかに活用し、石油資源の使用を抑制し地球環境への負荷を低減するか、海洋プラスチック問題に対応するかについて、活用のための材料製造プロセス、材料特性について解説!

講座担当:枩西 洋佑

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン学習講座になります≫


【第1講】 循環型社会へ向けたバイオプラスチックの現状と課題、高機能化の指針

【時間】 13:00-15:00

【講師】東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科 石井 大輔 氏

【講演主旨】

 現代の生活および社会において、プラスチックはあらゆる分野において不可欠な材料として幅広く利用されている。また、従来無機材料が中心であった自動車部材等の、高強度・高耐久性用途への利用拡大も進められている。その一方、廃プラの移送および処理に関する国家間の問題、海洋投棄されたプラスチックによる海洋生物への被害という問題が改めてクローズアップされている。これらの問題点を克服しながら、プラスチックを有効に活用していくためには、既存のプラスチックの改良のみならず、既存プラスチックと同様(あるいはそれ以上)の機能性および生産性を有しながら、既存プラスチックにはない生分解性などの性質を有するプラスチックの開発が不可欠である。また、使用後の効率的なリサイクルシステムの構築も重要な課題である。
 これら諸問題の解決策として期待されているのが、植物などの生物資源(バイオマス)を出発原料とする、あるいは微生物や各種生物が産生するバイオプラスチックの普及拡大である。日本においても2005年の愛知万博をきっかけにバイオプラスチックの普及が進められているが、一層の普及拡大のためには、生産コストの削減、高機能化および多用途対応が不可欠である。
 本セミナーでは、バイオマスプラスチックの製造、物性、加工プロセスおよび用途展開に関して、既存プラスチックと比較しての特長および課題点を整理し、今後のバイオマスプラスチックの開発展望に関する指針を提供することを目的とする。
【プログラム】

1.バイオプラスチックを取り巻く社会状況と普及の現状
 1.1 プラスチックの製造・使用・廃棄・リサイクル
 1.2 プラスチックと環境問題
 1.3 バイオプラスチックの由来、製造法、および構造による分類
  1.3.1 バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと同じ構造を持つプラスチック
   ・バイオポリオレフィン
   ・バイオPET
  1.3.2 バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと異なる構造を持つプラスチック
   ・ポリエステル系バイオプラスチック
   ・多糖系バイオプラスチック
   ・芳香族系バイオプラスチック
  1.3.3 生物が直接合成するプラスチック
   ・バイオポリエステル
2.バイオプラスチックの高機能化
 2.1 バイオプラスチックの物性改善
  2.1.1 耐熱性の改善
  2.1.2 力学特性の改善
   ・高強度化
   ・脆性の改善
 2.2 バイオプラスチックの成型加工性改善
  2.2.1 成形サイクルの改善
  2.2.2 様々な成形法への最適化
 2.3 バイオプラスチックへの新規加工法の応用
  2.3.1 電界紡糸法
  2.3.2 3Dプリンタ
  2.3.3 微粒子化
 2.4 生分解性および環境分解性の制御
  2.4.1 「生分解性」とは?
  2.4.2 プラスチックの構造制御による分解性制御
  2.4.3 プラスチックを資化する生物
3.バイオプラスチックの用途展開とこれから
 3.1 汎用用途(パッケージ材料など)
 3.2 高機能用途(医用材料など)
 3.3 バイオプラスチックの認証制度と品質保証
  3.3.1 国内外における認証制度
  3.3.2 「バイオマス由来」であることの保証
 3.4 新規分野への展開
【質疑応答】

【習得できる知識】
・既存プラスチックと比較してのバイオプラスチックの特徴
・バイオプラスチックを素材として利用するにあたってのポイント
【第2講】 バイオ共重合PETと透明軟質ポリエステルの用途展開

【時間】 15:15-16:00

【講師】株式会社ベルポリエステルプロダクツ 技術本部 取締役技術本部長 勝間 啓太 氏

【講演主旨】

 カーボンニュートラル社会に向け、2022年4月に「プラスチック資源循環促進法」が施行され、3R+Renewableを実践することでライフサイクル全体の資源循環を目指す必要がある。中でも、Renewableに関しては、「バイオプラスチック導入ロードマップ」により、2030年までにバイオマスプラスチック約200万㌧導入を目指す事が目標とされている。

 弊社は、旧カネボウ合繊を承継した会社であり、従来より小回りの利く生産方式により共重合PET樹脂生産に軸足を置き、化粧品用途、日用品用途を始め、建材、自動車、家電、医療分野など幅広い用途でお客様にお使い頂いている。

 本セミナーに於いては、カーボンニュートラル社会に貢献できる共重合PET樹脂のバイオマス品(部分バイオマス)「バイオベルペット®」 の製造工程、バイオマス度、ラインナップと各特性や特徴、化粧品容器や飲料缶を始めとする用途事例を紹介する。

【プログラム】

1.(株)ベルポリエステルプロダクツの紹介

 1-1 弊社の沿革

 1-2 事業内容

2.共重合PETとは

 2-1 共重合PET樹脂の概要

 2-2 共重合PET樹脂の主用途

 2-3 共重合PET樹脂の用途事例

3.プラスチック資源循環に関して

4.バイオPET樹脂の動向

5.バイオマス共重合PETの特徴

 5-1 バイオマス共重合PETの概要

 5-2 バイオマス共重合PETのラインナップ

 5-3 バイオマス共重合PETの製造工程

 5-4 バイオマス共重合PETの環境負荷軽減

 5-5 バイオマス共重合PETの特徴

6.バイオマス共重合PETの用途事例(化粧品容器など)

7.バイオマス軟質ポリエステルの紹介

8.バイオマス軟質ポリエステルの用途事例(飲料缶など)

9.まとめと今後の展望

【質疑応答】



【キーワード】

バイオマス、PET、共重合PET、CO2排出量、カーボンニュートラル、サトウキビ、射出成形、インジェクションブロー、化粧品、容器、軟質ポリエステル、金属缶、飲料缶

【講演ポイント】

バイオマス共重合PET樹脂の特性、特徴と共に、化粧品容器、飲料缶などへの用途事例及びCO2排出軽減量を解説するので、カーボンニュートラル社会に向けた、他用途への展開や利用推進に役立つ事を期待する。

【習得できる知識】

・共重合PET樹脂とは何か

・バイオマス共重合PET樹脂の用途、採用事例

・射出成形、インジェクションブロー成形、フィルム用途への適用性

・資源循環に於けるバイオマス共重合PET樹脂の立ち位置と将来性


【第3講】 生分解性のセルロースファイバー成形材料の開発と特性および用途展開

【時間】 16:10-16:55

【講師】パナソニック ホールディングス株式会社 MI本部 生産技術研究所 材料プロセス技術部 有機材料技術課/課長 豊田 慶 氏

【講演主旨】

 石油資源に頼らないサーキュラーエコノミー社会の実現は人類社会における喫緊の課題である。プラスチック材料に注目した場合、石油資源に依存した材料からの脱却を目指し,サーキュラーエコノミー社会を実現する循環型材料を実現していくキーマテリアルの一つがセルロースファイバーである。セルロースファイバーをいかに活用し、石油資源の使用を抑制し地球環境への負荷を低減するか、加えて海洋プラスチック問題に対応するかについて、活用のための材料製造プロセス、材料特性について解説し、今後の展望について述べる。

【プログラム】

1.セルロースファイバー複合樹脂kinariの開発

 1-1 開発背景

 1-2 セルロースファイバー複合樹脂の特性

2.生分解性成形材料への展開

 2-1 成形材料の特性

 2-2 スイッチング分解機構

3.海洋生分解性成形材料への展開

【質疑応答】


【キーワード】

バイオマス サーキュラーエコノミー セルロースファイバー 生分解 海洋分解

【講演ポイント】

当社の独自プロセス技術により、熱可塑性樹脂にセルロースファイバーを高濃度に複合化し、セルロースファイバー成形材料kinariの開発に成功、さらに技術を応用することにより生分解性樹脂、海洋生分解性樹脂へと展開を広げ、将来的には多くのプラスチック材料の置換を目指す。

【習得できる知識】

・サーキュラーエコノミー社会実現に向けたバイオマス材料の果たすべき役割

・バイオマス材料としてのセルロースファイバーの重要性

・セルロースファイバーと樹脂の複合化の課題と解決の考え方

・生分解性と海洋生分解性の違い

・セルロースファイバー成形材料の存在意義

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
第1部  東京農業大学  生命科学部 分子生命化学科  石井 大輔 氏 第2部  株式会社ベルポリエステルプロダクツ  技術本部 取締役技術本部長  勝間 啓太 氏 第3部  パナソニック ホールディングス株式会社  MI本部 生産技術研究所 材料プロセス技術部 有機材料技術課/課長  豊田 慶 氏
経歴
第1部  東京農業大学  生命科学部 分子生命化学科  石井 大輔 氏

2005年 年京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了、博士(農学)取得
2005-2007年 (独)理化学研究所 中央研究所 協力研究員
2007-2008年 日本学術振興会特別研究員
2008-2013年 龍谷大学理工学部物質化学科 助教
2013-2017年 東京大学 大学院農学生命科学研究科 特任助教
2017-2023年 東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科 准教授
2023年〜   現職

第2部  株式会社ベルポリエステルプロダクツ  技術本部 取締役技術本部長  勝間 啓太 氏

1993年 鐘紡(株) 合繊研究所
1998年 カネボウ合繊(株)北陸合繊工場製造部
2005年 KBセーレン(株)転籍
2007年 (株)ベルポリエステルプロダクツ 研究開発部
2021年 同社 取締役技術本部長 現在に至る

第3部  パナソニック ホールディングス株式会社  MI本部 生産技術研究所 材料プロセス技術部 有機材料技術課/課長  豊田 慶 氏

2001年 大阪大学基礎工学研究科化学専攻博士後期課程修了
2001年 日東電工株式会社入社 半導体封止材料開発
2007年 松下電器産業株式会社(現 パナソニックホールディングス株式会社)入社
       実装材料開発、有機無機ハイブリッド材料開発、環境対応材料開発
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