時期やカテゴリーで
キーワード
動画種別


質問


開催日/収録日






日から 日まで
受講レベル






配布資料


研修の提供

カテゴリー
閉じる
メニュー
2025/02/25(火) 10:30 ON AIR

Excelを用いる 蒸留の理論と計算

質問OK 初~中級者向け 返金保証
49,500 (税込)
6時間0分 詳細へ
2025/02/24 17:00 まで
iviLkBtb

イベント概要

★2025年2月25日WEBでオンライン開講。WEBでオンラインLive講義にどこからでも参加できます。第一人者の横山 直樹(元・新日鉄住金化学(株) エポキシ樹脂材料センター)氏のご講演。難しい蒸留計算をExcelシートで計算する方法を詳細に解説するまたとない講座です。

★蒸留の計算式を埋め込んだExcelシートの作成法、同Excelシートに原料組成と蒸留塔の理論段数と操業条件(温度、圧力、還流比)をインプットして、塔頂液、塔底液の成分組成および各成分の回収率をシミュレーションする方法を各々レクチャーする。

★蒸留理論の理解が十分ではない方でも、Excelシートに必要条件を入力すれば、組成と回収率のシミュレーションが実施できる。実際の活用例もふんだんに紹介

★多くの時間や費用をかけずに、蒸留塔の運転条件と製品組成および回収率のシミュレーションがExcelシートで可能となる。蒸留の理論をわかりやすく解説、蒸留計算をExcelを用いて自分の手で行い、製品の大まかな組成を推算したい、蒸留塔を使用するメーカーの技術者ニーズにお応えする講座を開講予定!

カリキュラム/プログラム

【【本セミナーの主題および状況  本講座の注目ポイント】】

■習得できる知識

2成分系および多成分系のフラッシュ蒸留および多段蒸留の理論について基礎知識を学習した後、蒸留計算式を埋め込んだExcelシートを作成し、そこに原料組成、多段蒸留の場合は蒸留塔の理論段数および操業条件(原料組成、温度、圧力、装入量、抜出量、還流比)をインプットして、塔頂液、塔底液の成分組成および各成分の回収率をシミュレーションする方法を習得できる。

講座担当:青木良憲

【時間】 10:30-16:30

【講師】横山技術事務所 代表  (元・新日鉄住金化学(株) 総合研究所)  工学博士  横山 直樹 氏

【講演主旨】

 化学、燃料製造、醸造、廃油再生など、蒸留塔を使用するメーカーの技術者を対象としたセミナーです。

 蒸留理論の理解が十分ではない方でも、Excelシートに必要条件を入力すれば、組成と回収率のシミュレーションが実施できるようになります。

実際の活用例として、原料 (ソルベントナフサ) 中の環境負荷物質 (ナフタレン) を分離する条件、同原料中の樹脂モノマー成分 (クマロン、インデン) を濃縮する条件の各シミュレーションを紹介します。

手計算では煩雑過ぎ、外注するには高額過ぎる蒸留計算を、Excelシートを用いることで多くの時間や費用をかけずに実施でき、蒸留塔の運転条件と製品組成および回収率のシミュレーションが可能となります。

【プログラム】

1. 蒸留の概要

2. フラッシュ蒸留の理論とExcel計算法

 2.1 フラッシュ蒸留の原理

2.2 フラッシュ蒸留の理論と計算式

   (1) 物質収支式と気-液平衡式からの塔頂・塔底液各成分iのモル分率計算

   (2) ラウールの法則と気-液平衡式からの平衡係数Kiの計算

   (3) ある蒸留温度における塔頂液各成分iのモル分率計算式および各モル分率  

の総和計算

2.3 2成分系 (エタノール-水系) のフラッシュ蒸留Excel計算

   (1) 蒸留条件

   (2) 原料性状の入力と展開計算

   (3) 塔全体の物質収支計算

   (4) 成分iの組成計算

   (5) 成分iの回収率計算

   (6) 実際のExcelシートによる解説

2.4 多成分系 (粗ソルベントナフサ) のフラッシュ蒸留Excel計算

   (1) 粗ソルベントナフサについて

   (2) 蒸留条件&計算するもの

   (3) 原料性状の入力と展開計算

   (4) 塔全体の物質収支計算

   (5) 塔頂抜出液と塔底抜出液の成分iの組成計算

   (6) 塔頂抜出液と塔底抜出液の成分iの回収率計算

   (7) 実際のExcelシートによる解説

3. 多段蒸留の理論とExcel計算法

3.1 多段蒸留の原理

   (1) 多段蒸留塔の構造

   (2) 泡鐘塔の内部構造と分留の仕組み

   (3) 段効率

 3.2 多段蒸留の計算法

(1) Thiele-Geddesの逐次段計算法

   (2) 濃縮部の物質収支計算

   (3) 濃縮部の気-液平衡計算

   (4) 原料段の物質収支計算

   (5) 回収部の物質収支計算

   (6) 回収部の気-液平衡計算

   (7) 塔全体の物質収支計算

3.3 2成分系 (エタノール-水系) の多段蒸留Excel計算

   (1) 蒸留条件

   (2) 原料性状の入力と展開計算

   (3) 成分iの蒸気圧計算用の入力と展開計算

   (4) 成分iの平衡係数計算

   (5) 原料装入量F、塔頂液抜出量D、還流液量LR、還流比R、塔底液抜出量W 

の計算

   (6) 濃縮部塔頂からの下り段の各式計算

   (7) 回収部塔底からの上り段の各式計算

   (8) 塔全体の物質収支計算

   (9) 塔頂抜出液および塔底抜出液の組成計算

   (10) 成分iの回収率計算

   (11) フラッシュ蒸留と多段蒸留の比較

   (12) 実際のExcelシートによる解説

3.4 多成分系 (粗ソルベントナフサ) の多段蒸留Excel計算

   (1) ~ (12) 同上

4. 実際の活用例Ⅰ:

原料(粗ソルベントナフサ)中の環境負荷物質(ナフタレン)を分離する多段蒸留シミュレーション

 4.1 背景

 4.2 目標とシミュレーション条件

 4.3 塔頂液抜出量Dと塔底液抜出量Wが塔頂抜出液中のナフタレン濃度に及ぼす 

影響のシミュレーション

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

4.4 還流比Rが塔頂抜出液中のナフタレン濃度に及ぼす影響のシミュレーション

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

 4.5 リボイラ温度RTが塔頂抜出液中のナフタレン濃度に及ぼす影響のシミュレ

ーション

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

5.実際の活用例Ⅱ:

   原料(粗ソルベントナフサ)中の樹脂原料成分(クマロン、インデン)を濃縮する

多段蒸留シミュレーション

 5.1 背景

 5.2 目標とシミュレーション条件

 5.3 塔頂液抜出量Dと塔底液抜出量Wが塔底抜出液の(クマロン+インデン)/ス

チレン類比に及ぼす影響

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

 5.4 還流比Rが塔底抜出液の(クマロン+インデン)/スチレン類比に及ぼす影響

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

 5.5 リボイラ温度RTが塔底抜出液の(クマロン+インデン)/スチレン類比に及ぼ

す影響

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

6. 温度-蒸気圧曲線とその近似式

7. 蒸気圧の委託計算、委託測定、測定装置の各情報

【質疑応答】



【習得できる知識】 

2成分系および多成分系のフラッシュ蒸留および多段蒸留の理論について基礎知識を学習した後、蒸留計算式を埋め込んだExcelシートを作成し、そこに原料組成、多段蒸留の場合は蒸留塔の理論段数および操業条件(原料組成、温度、圧力、装入量、抜出量、還流比)をインプットして、塔頂液、塔底液の成分組成および各成分の回収率をシミュレーションする方法を習得できる。

視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2025/02/25 10:30 から 2025/02/25 16:30 まで

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
横山技術事務所  代表  (元・新日鉄住金化学(株) 総合研究所)  工学博士   横山 直樹 氏
経歴
<学歴>
■1981.3. 東北大学 工学部 応用化学科 卒業
■2007.3. 工学博士 岐阜大学大学院 工学研究科 物質工学専攻

<職歴>
■1981.4~2018.3. 新日鉄住金化学㈱(現 日鉄ケミカル&マテリアル㈱)勤務、主に総合研究所に所属、塗料・粘着剤用樹脂(インデン系オリゴマー)、液晶ディスプレイ用材料(カラーフィルター用レジストインキ)、電子材料用エポキシ樹脂(半導体封止材用、プリント基板用)、複合材料用エポキシ樹脂(CFRP製水素タンク用)等の研究開発に従事
■2018.4.~2023.1. 日塗化学㈱と環境品質保証部長を嘱託契約
■2014.11.~現在 横山技術事務所を経営;技術コンサルティング・セミナー(材料化学、化学工学、環境・エネルギー、品質管理)、コーチング、太陽光発電事業、不動産賃貸事業
close
ビジネスWEBセミナー番組表 ダウンロードはこちら