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2024/11/12(火) 13:00 ON AIR

ポリプロピレン樹脂(PP)フィルムグレードの化学構造と高性能化へのアプローチ

PPフィルムの構造と物性から製品開発へのアプローチついて解説する講座
質問OK 初~中級者向け [N] 返金保証
45,100 (税込)
4時間0分 詳細へ
2024/11/11 17:00 まで
ivgpkthc

イベント概要

★2024年11月12日WEBオンライン開講 【①(元)株式会社プライムポリマー/山形大学:小林氏】【②東レ株式会社:岡田氏】ポリプロピレンの専門家2名がPPフィルムの構造と物性から製品開発へのアプローチついて解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

 ①PPフィルムの可能性と展望を発信するための講座です!

 ②製品開発における課題・解決・今後の展望について学べます

 ③PPフィルムグレードに焦点を合わせて、フィルム加工性・物性・透明性を発現するための化学構造について基礎から解説します

 ④BOPPフィルムの高機能化に向けた開発プロセスと、工業用フィルムとしての展開事例について紹介します

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

【第1講】 ポリプロピレン樹脂(PP)におけるフィルムグレードの化学的な特徴と製品の特性

【時間】 13:00-15:45

【講師】山形大学 グリーンマテリアル成形加工研究センター/産学連携教授 小林 豊 氏

【講演主旨】

 ポリプロピレン(PP)は私たちの身の回りで大量に使われている高分子材料です。様々な用途にあわせて、PPの化学的な構造は制御されています。フィルム用グレードと自動車用グレードでは、PPといえども別物になります。
 本講座では、PPの基礎をある程度理解している実務担当者を前提として、PPフィルムグレードに焦点を合わせて、フィルム加工性、フィルム物性、フィルム透明性を発現するために、どのようなことが行われているのかを、基礎的に説明します。

【講演のポイント】
 ポリプロピレンは安くて耐久性が高いために使われてきました。適切な使用により環境負荷を低減して、使い続けていきたい。そのための基礎知識を教えます。
【習得できる知識】
 ①ポリプロピレンの中のフィルムグレードの位置づけ
 ②フィルム加工性とフィルムグレードの化学構造
 ③フィルム物性とフィルムグレードの化学構造
【講演キーワード】
 PPフィルムグレード、成形加工しやすさ、化学構造と物性、結晶制御と透明性
【プログラム】

≪前半:ポリプロピレンの中のフィルムグレード》

1. 市販されているポリプロピレンの製造方法
 1.1 ポリプロピレンの製造装置
 1.2 フィルムグレードを製造するということ

2. フィルム、射出、押出、繊維グレードの構造と物性
 2.1 フィルムグレードの基本構造
 2.2 フィルムグレードの物性

3. フィルムに特有な添加剤
 3.1 添加剤の概論
 3.2 フィルムに特有の添加剤

《後半:ポリプロピレンフィルムの構造と物性》

4. 成形性
 4.1 分子量と立体規則性
 4.2 Tダイからの押し出しまでの工程
 4.2 延伸性

5. 延伸と物性
 5.1 自由端一軸、幅固定一軸、二軸延伸の違い
 5.2 延伸による高次構造
 5.3 延伸によるフィルム物性

6. 透明性
 6.1 ポリプロピレンの結晶構造
 6.2 フィルム用の造核剤
 6.3 透明性(ヘイズ)の制御

【質疑応答】



【第2講】 BOPPフィルムの高性能化と工業材料への展開に向けた取り組み

【時間】 16:00-17:00

【講師】東レ株式会社 フィルム研究所/研究員 岡田 一馬 氏

【講演主旨】

 二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)フィルムは、低密度ゆえ軽量であること、防湿性や吸湿寸法安定性、耐加水分解性、耐薬品性などの化学特性や、絶縁性、誘電特性などの電気特性、離型性に優れる特徴を有しており、包装材料として非常に広範に使用されているものの、機械特性や熱特性、表面平滑性が工業用フィルムとして一般的なPETフィルムに劣ることから工業用フィルムとして使用されることが極めて少なかった。
 本講座では、械特性や熱特性、表面平滑性を世界最高レベルにまで改良した新規開発品を初めとして、種々のBOPP製品のご紹介と工業用フィルムとしての展開事例について解説する。

【講演のポイント】
 ポリオレフィン原料、ポリオレフィンフィルムの基礎知識と従来品の課題を説明し、世界最高レベルの耐熱性、平滑性、品位を有する最新の開発品BOPPフィルムの開発に関するアプローチ、特性を紹介し、本開発品を用いた展開事例について解説する。
【習得できる知識】
 ①ポリオレフィン原料、ポリオレフィンフィルムに関する基礎知識
 ②BOPPフィルムの従来課題と課題解決のアプローチ、及び、開発品を用いた場合の展開事例を把握出来る。
【講演キーワード】
 フッ素フリー(PFAS)、ノンシリコーン、ダウンゲージ、減プラ、CO2削減、高耐熱、高剛性、高品位、高平滑、低コスト
【プログラム】

1.東レグループの概要、フィルム製品

2.背景
 (1)BOPPフィルムの特徴、用途
 (2)トレファン®特性向上による用途拡大

3.新規トレファン
 (1)高品位化、高平滑トレファン®
 (2)超高耐熱トレファン®
 (3)モノマテリアルハイバリア包装用トレファン®

4.まとめ

【質疑応答】

視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2024/11/12 13:00 から 2024/11/12 17:00 まで

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。 ※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。 2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
第1部  山形大学  グリーンマテリアル成形加工研究センター/産学連携教授  小林 豊 氏 第2部  東レ株式会社  フィルム研究所/研究員  岡田 一馬 氏
経歴
第1部  山形大学  グリーンマテリアル成形加工研究センター/産学連携教授  小林 豊 氏

最終学歴
2011.3 金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻 修了 博士(理学)
職歴
1985.4 出光興産株式会社 入社
2005.4 株式会社プライムポリマー 出向
2009.8 Advanced Composites Inc. 駐在
2013.7 株式会社プライムポリマー 帰任
2021.3 出光興産株式会社 定年退職
2021.4 山形大学グリーンマテリアル成形加工研究センター 産学連携教授
現在に至る

第2部  東レ株式会社  フィルム研究所/研究員  岡田 一馬 氏

2007年 京都工芸繊維大学 繊維学部高分子学科 卒業
2009年 京都大学大学院 工学研究科高分子化学専攻 修了
2009年 東レ株式会社 フィルム研究所 入社
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