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2025/08/08(金) 13:00 ON AIR
2025年8月8日開催

エポキシ樹脂用硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴 および 塗料・プリント基板・半導体封止材用途での特性

多様なエポキシ樹脂硬化剤の構造・反応機構と、それらが硬化物特性や用途(半導体封止材、低誘電性プリント基板など)に与える影響を比較・整理し、最適な選定と応用展開のための知識を解説します。
質問OK 初~中級者向け 返金保証
45,100 (税込)
4時間0分 詳細へ
2025/08/07 17:00 まで
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視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2025/08/08 13:00 から 2025/08/08 17:00 まで

イベント概要

★2025年8月8日開講。横山技術事務所・代表 (元・新日鉄住金化学(株) 総合研究所) 横山先生が、硬化剤、硬化促進剤の種類と特徴について解説します。

■本講座の注目ポイント

 本セミナーでは、多様なエポキシ樹脂硬化剤の構造・反応機構と、それらが硬化物特性や用途(半導体封止材、低誘電性プリント基板など)に与える影響を比較・整理し、最適な選定と応用展開のための知識を解説します。

カリキュラム/プログラム

【時間】 13:00-17:00

【講師】横山技術事務所 代表  (元・新日鉄住金化学(株) 総合研究所)  工学博士  横山 直樹 氏

【講演主旨】

◆ セミナー対象者と趣旨
塗料、半導体封止材、プリント基板などのエポキシ樹脂製品の企画、開発、製造に携われている事業企画部門、研究開発部門、生産技術部門、製造部門の技術者・研究者を対象に、硬化剤、硬化促進剤の種類と特徴を解説いたします。

◆ 習得できる知識
 1. エポキシ樹脂の概要
  主要なエポキシ樹脂の種類と分子構造、機能と用途

 2. 硬化剤・硬化促進剤の概要
  ポリアミン、ジシアンジアミド、フェノール樹脂系、酸無水物、3級アミン類、イミダゾール類、トリフェニルホスフィンなど主要な硬化剤・硬化促進剤の種類とその硬化反応式。

 3. ポリアミン
  脂肪族ポリアミン、脂環式ポリアミン、芳香族ポリアミンといったポリアミンの種類と特徴。Tgと架橋密度の関係など硬化物特性に及ぼす各種脂肪族ポリアミンの分子構造の影響。

 4. 変性ポリアミン
  アミン-エポキシアダクト、カルボン酸変性アミン、マイケル付加ポリアミン、マンニッヒ塩基といった各種変性ポリアミンの種類と特徴。塗膜特性に及ぼす各種アミン-エポキシアダクト硬化剤の分子構造の影響。

 5. ジシアンジアミド (DICY)
  DICYの構造と特徴、活性水素による付加反応による硬化、CN基とOH基の架橋による硬化、塩基性触媒作用によるエポキシ樹脂の自己重合による硬化、という複雑な硬化反応機構。硬化物特性に及ぼす当量比の影響と硬化反応機構からの解析。

 6. フェノール樹脂系
   フェノールノボラック(PN)、フェノール-アラルキル(Ph-Ar)、ビフェニル-アラルキル(BPh-Ar)、ナフトール-アラルキル系(NAR系)などフェノール樹脂系硬化剤の種類と特徴。半導体封止材用途におけるPN, Ph-Ar, NAR系の硬化剤特性比較。

 7. 酸無水物
  メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸など種類と特徴。製造法、硬化反応機構、硬化物特性に及ぼす各種酸無水物の分子構造の影響。昇華や吸湿などによるトラブルとその対策例。

 8. シアネートエステル
  ビスフェノールA型、ノボラック型など種類と特徴。製造法、硬化反応機構。低誘電性プリント基板用硬化物特性に及ぼすシアネート基濃度の影響

 9. 活性エステル
  ジシクロペンタジエン構造を有する新規活性エステルの合成法と硬化反応。低誘電性プリント基板用硬化物におけるフェノールノボラックとの硬化剤特性比較。

 10. 硬化促進剤:3級アミン類, イミダゾール類, トリフェニルホスフィン (TPP)
  種類と特徴、硬化促進機構。半導体封止材用硬化物におけるトリフェニルホスフィンと3級アミン類およびイミダゾール類の硬化促進剤特性比較。


【プログラム】

 1.エポキシ樹脂の概要

 2.硬化剤・硬化促進剤の概要

 3.ポリアミン
  3-1. 脂肪族ポリアミン
   (1)種類と特徴
   (2)硬化物特性に及ぼす各種脂肪族ポリアミン分子構造の影響
  3-2. 脂環式ポリアミン
   (1)種類と特徴
  3-3. 芳香族ポリアミン
   (1)種類と特徴

 4. 変性ポリアミン
  4-1. アミン-エポキシアダクト
   (1)構造と特徴
   (2)塗膜特性に及ぼす各種アミン-エポキシアダクト分子構造の影響
  4-2. カルボン酸変性ポリアミン
   (1)構造と特徴
  4-3. マイケル付加ポリアミン
   (1)構造と特徴
   4-4. マンニッヒ塩基
   (1)構造と特徴

 5.ジシアンジアミド (DICY)
   (1) 構造と特徴
   (2) 硬化反応機構
   (3) 硬化物特性に及ぼす当量比の影響と硬化反応機構からの考察

 6.フェノール樹脂系
  6-1. フェノールノボラック (PN)
   (1)構造と特徴
  6-2.フェノール-アラルキル (Ph-Ar)
   (1)構造と特徴
  6-3.ビフェニル-アラルキル (BPh-Ar)
   (1)構造と特徴
  6-4.ナフトール-アラルキル系 (NAR系)
   (1)構造と特徴
    6-5. 半導体封止材用硬化物におけるPN, Ph-Ar, NAR系の硬化剤特性比較

 7.酸無水物
   (1)種類と特徴, 製造法, 硬化反応機構
   (2)硬化物特性に及ぼす各種酸無水物の分子構造の影響
   (3)トラブルと対策例

 8.シアネートエステル
   (1) 種類と特徴, 製造法, 硬化反応機構
   (2)低誘電性プリント基板用硬化物特性に及ぼすシアネート基濃度の影響

 9.活性エステル
   (1)合成法, 硬化反応
   (2)低誘電性プリント基板用硬化物特性における活性エステルとフェノールノボラックの比較
   (3)ビルドアップ基板用接着フィルム特性における活性エステル、シアネートエステル、PNの機能

 10.硬化促進剤:3級アミン類, イミダゾール類, トリフェニルホスフィン(TPP)
   (1)種類と特徴
   (2)硬化促進機構
   (3)半導体封止材用硬化物特性におけるTPPと3級アミン類およびイミダゾール類の硬化促進剤特性比較

 質疑応答

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
横山技術事務所  代表  (元・新日鉄住金化学(株) 総合研究所)  工学博士   横山 直樹 氏
経歴
<学歴>
■1981.3. 東北大学 工学部 応用化学科 卒業
■2007.3. 工学博士 岐阜大学大学院 工学研究科 物質工学専攻

<職歴>
■1981.4~2018.3. 新日鉄住金化学㈱(現 日鉄ケミカル&マテリアル㈱)勤務、主に総合研究所に所属、塗料・粘着剤用樹脂(インデン系オリゴマー)、液晶ディスプレイ用材料(カラーフィルター用レジストインキ)、電子材料用エポキシ樹脂(半導体封止材用、プリント基板用)、複合材料用エポキシ樹脂(CFRP製水素タンク用)等の研究開発に従事
■2018.4.~2023.1. 日塗化学㈱と環境品質保証部長を嘱託契約
■2014.11.~現在 横山技術事務所を経営;技術コンサルティング・セミナー(材料化学、化学工学、環境・エネルギー、品質管理)、コーチング、太陽光発電事業、不動産賃貸事業
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