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2025/06/12(木) 13:00 ON AIR
2025年6月12日開催

高分子材料開発における添加剤配合設計とブリード・ブルーム現象の分析、防止技術【アーカイブにて別日視聴可能】

50年以上に渡り第一線で活躍を続けている高分子の専門家が、高分子劣化反応の機構と添加剤設計、ブリード・ブルーム現象の分析、防止技術に解説する講座です
質問OK 初~中級者向け 返金保証
45,100 (税込)
4時間0分 詳細へ
2025/06/11 17:00 まで
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視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2025/06/12 13:00 から 2025/06/12 17:00 まで

イベント概要

★2025年6月12日オンライン開講【(元)住友化学・研究所長:今井氏】 50年以上に渡り第一線で活躍を続けている高分子の専門家が、高分子劣化反応の機構と添加剤設計、ブリード・ブルーム現象の分析、防止技術に解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

 講演日以降でもアーカイブ視聴可能です(視聴希望日を指定可能)

 劣化を防止するための添加剤の設計指針から、添加剤によるブリード・ブルーム現象の発生メカニズム・防止技術についに学べる講座です

 ①高分子劣化反応の基礎構造から丁寧に説明します

 ②添加剤について種類と特性、劣化防止の実例を紹介しながら解説します

 ③樹脂・ゴム材料におけるブルーム・ブリード現象の発生メカニズムと制御方法について解説します

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

≪こちらの講座は、Zoomでの開催になります≫


【時間】 13:00-17:00

【講師】元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏

【講演主旨】

 現代社会において、高分子材料(樹脂ゴム材料)および高分子加工製品は市民生活において不可欠な工業製品となっている。高分子材料は製品加工、製品使用環境において、熱・光・せん断などのエネルギーによる酸化劣化反応を起こし易く、これを防止するために各種の添加剤も開発され、実用化されている。一方、これらの添加剤や高分子材料成分の一部は、製品の内部から外表面に移行して外観特性を悪化させたり、材料表面の接着性や離型性を低下させたりするブリードアウト・ブルーム現象を引き起こすこともある。

 本講では、基礎的な高分子劣化反応の機構について説明し、劣化防止添加剤処方などの実例を紹介した後、高分子材料表面への滲出によって発生するブリード・ブルーム現象の発生メカニズムと、それを防止する処方技術についても解説する。

【講演のポイント】

 高分子材料や高分子加工製品の設計・開発を担当業務としている技術者に向けたセミナーです。

【講師について】
 化学メーカーに在職中は、高分子材料関連の研究開発、事業化、事業マーケティングなど42年に渡り携わってきました。新規合成ゴム材料の開発、製造プロセス技術の開発、ポリマーアロイ材料の開発、重合触媒・メタロセン触媒の開発などを担当し、いずれも工業化・商業化に結び付けております。退職後も、企業における研究開発や事業開発の進め方、海外事業の講演や高分子学会の活動支援を行っています。

【習得できる知識】

 ①樹脂・ゴム材料の品質劣化反応の機構と防止策
 ②樹脂・ゴム材料の品質劣化防止/機能向上のための添加剤の選択
 ③ブリード/ブルーム現象の発生原因の解析方法と防止対策の考え方
 ④劣化防止処方を適用した高分子材料・加工商品の設計方法

【講演のキーワード】
 高分子材料(樹脂ゴム材料)、ポリマーの劣化反応機構、ポリマー材料の劣化防止技術、添加剤の種類と機能、ブリード・ブルームの発生機構、ブリード・ブルームの防止技術


【プログラム】

1. 高分子材料開発と添加剤配合処方設計
 1-1. 高分子材料の変質劣化
  (A) 酸化劣化
  (B) 光(酸化)劣化
  (C) 加水分解
  (D) 酸性・塩基性物質による劣化
  (E) 放射線・電子線による劣化
  (F) 電場による劣化
  (G) 微生物による劣化
 1-2. 高分子材料の機能性付与
  (A) 難燃性付与
  (B) 帯電防止
  (C) 防曇性付与
  (D) 摺動性付与
 1-3.高分子材料の物性改良
  (A) 強度向上
  (B) 柔軟性付与
  (C) 剛性度付与
  (D) 耐衝撃性付与
 1-4. 高分子材料の成形加工性付与
  (A) 流動性付与
  (B) 潤滑性付与
  (C) 結晶造核性制御

2. 添加剤の種類と特性
 2-1.酸化防止剤の化学構造と機能
  (A)フェノール系酸化防止剤
  (B)リン系安定剤
  (C)硫黄系安定剤
 2-2. 紫外線吸収剤、光安定剤の化学構造と機能
 2-3. 可塑剤の種類と機能
 2-4.難燃剤の種類と機能
 2-5.帯電防止剤
 2-6.滑剤
 2-7. 結晶核剤
 2-8.防曇剤
 2-9.衝撃強度向上材
 2-10 弾性率向上材
 2-11.充填剤

3. 添加剤選定上のポイントと樹脂材料中の添加剤の分析手法
 3-1.添加剤の配合処方決定のためのポイント
 3-2.樹脂材料中の添加剤の分析手法

4.ブリード/ブルーム現象
 4-1. 成形不良とブリード・ブルーム現象の見分け方
 4-2. ブリード・ブルーム発生機構の理論:拡散と溶解度
 4-3. ブリード成分の同定と解析
  (A) 分離抽出
  (B) 機器分析
  (C) 簡易分析

5. 樹脂・ゴム材料におけるブルーム・ブリード現象の制御
 5.1 ブリード・ブルーム成分の種類
 5.2 樹脂・ゴム材料におけるブルーム・ブリード防止技術
 5.3 ブリード・ブルーム防止技術や処方の実例紹介

【まとめ&質疑応答】

※当日以外のアーカイブ視聴をご希望の方は、お申込みの備考欄に『当日以外のアーカイブ視聴希望』をご記入ください。

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
元住友化学  株式会社AndTech 技術顧問  今井 昭夫 氏
経歴
1973 年 住友化学工業(株) (現 住友化学㈱ )入社
  新規合成ゴム材料(省燃費タイヤ用S-SBRのポリマー構造設計、製造プラント設計)の開発、 オレフィン重合触媒(チ―グラーナッタ触媒、メタロセン触媒)の開発、ポリマーアロイ(TPO,TPV,エンプラアロイ)の開発に従事、研究グループマネージャーを経て、事業部長、研究所長を歴任
2006 年 12 月 住友化学㈱ 理事・石油化学品研究所長に就任
2011 年 3月 同社 退職
2011 年 6月 日本エイアンドエル㈱代表取締役社長 就任
2011 年 4 月~ 日本エイアンドエル㈱代表取締役社長 兼 新製品開発グループ統括役員
として 機能性樹脂・ゴム 新製品開発を指導。
2014 年6月 日本エイアンドエル㈱社長 退任、同社顧問に就く。
この間、 2011 年 公益社団法人 高分子学会 フェローに就任
2015 年より 日本エイアンドエル退職後、コンサルタント業を開始。
また、公的機関からの要請で、下記を 継続中。
2008 年~ 北海道大学大学院 工学研究院 非常勤講師
2011 年~ 一般社団法人日本ゴム協会 関西支部、 関西ゴム技術研修所 講師
2016 年 (株)AndTech 顧問に就任。国内外の企業、研究機関において、技術指導
事業開発コンサルティング、講演会講師、化学経済誌に著述活動など行う
現在に至る
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