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2025/08/20(水) 13:00 ON AIR
2025年8月20日開催

MOF実装最新技術 ~基礎と可能性、ガス分離・貯蔵技術、CO2回収に関する応用技術、PFAS等水処理への適用可能性~

環境・エネルギーなど多岐に渡る分野へのMOF薄膜/コーティング材料の可能性、ガス分離・貯蔵材料への利用、MOFを使用した新しいクロマトグラフィ―技術および高分子やタンパク質等の分離実現例、そして水処理の吸着剤としても高いポテンシャルがあり、近年話題となっているPFASへの適応事例も紹介する、MOFの最新実装技術に特化したセミナーになります。
初~中級者向け 返金保証
55,000 (税込)
4時間15分 詳細へ
2025/08/19 17:00 まで
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視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2025/08/20 13:00 から 2025/08/20 17:15 まで

イベント概要

★2025年8月20日WEBでオンライン開講。 大阪公立大学 岡田 健司 氏、東京大学 細野 暢彦 氏、東邦大学 今野 大輝 氏の3名が、MOF実装最新技術 ~基礎と可能性・ガス分離、水処理、CO2回収に関する応用技術~ について解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

次世代の多孔質材料として注目されているMOF(金属有機構造体)は、分離膜やセンサー、高性能誘電体などマイクロエレクトロニクスへの応用が進んでいる。本講演では、環境・エネルギーなど多岐に渡る分野へのMOF薄膜/コーティング材料の可能性、ガス分離・貯蔵材料への利用、MOFを使用した新しいクロマトグラフィ―技術および高分子やタンパク質等の分離実現例、そして水処理の吸着剤としても高いポテンシャルがあり、近年話題となっているPFASへの適応事例も紹介する、MOFの最新実装技術に特化したセミナーになります。

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★次世代の多孔質材料として注目されているMOF(金属有機構造体)は、分離膜やセンサー、高性能誘電体などマイクロエレクトロニクスへの応用が進んでいる。本講演では、環境・エネルギーなど多岐に渡る分野へのMOF薄膜/コーティング材料の可能性、ガス分離・貯蔵材料への利用、MOFを使用した新しいクロマトグラフィ―技術および高分子やタンパク質等の分離実現例、そして水処理の吸着剤としても高いポテンシャルがあり、近年話題となっているPFASへの適応事例も紹介する、MOFの最新実装技術に特化したセミナーになります。



■注目ポイント

★MOFの基礎的な知識、特徴について学習、習得できる!

★MOFを利用した材料の可能性、基盤とした製品化に関する可能性について学習、習得できる!

★MOFの設計・合成・評価の方法について学習、習得できる!

★MOFの様々な利用例(分離剤・センサー・クロマトグラフィー応用)、新しい分離・精製・分析技術について学習、習得できる!

★MOFなどの多孔性材料がもつ材料特性の評価方法について学習、習得できる!

★MOFなどの水処理材料がもつ吸着特性の評価方法について学習、習得できる!

★PFAS吸着剤としての材料設計指針について学習、習得できる!



講座担当:齋藤 順

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫



【第1講】 MOFの基礎と機能性薄膜/コーティングとしての可能性

【時間】 13:00-14:15

【講師】大阪公立大学 大学院工学研究科 物質化学生命系専攻 准教授 岡田 健司 氏

【講演主旨】

 次世代の多孔質材料として注目されている結晶性のミクロ多孔性有機−無機ハイブリッド材料である金属有機構造体(MOF)は規則正しく連結した骨格を有し、その間隙にミクロ細孔を有する。金属種や有機配位子の選択による骨格構造や細孔の化学・物理特性の設計性の高さから吸着材料や触媒材料などへの利用が進んでいる。近年、MOF膜を分離膜やセンサー、高性能誘電体などのマイクロエレクトロニクスなどの応用に利用する研究が進んでいる。MOFは一般的に溶液法により粉体として得られ、均質な薄膜の作製は困難である。本セミナーではMOFの基礎だけでなくMOFの合成方法、解析方法、応用利用に関して説明する。また、環境・エネルギーなど多岐にわたる分野へのMOF薄膜/コーティング材料の可能性や、その作製方法を紹介する。



【プログラム】

1.金属有機構造体(MOF)について
 1-1. 他の多孔質材料と比較した金属有機構造体(MOF)の特徴
 1-2. MOFの一般的な合成方法
 1-3. MOFの一般的な解析方法
 1-4. MOFの応用展開

2.MOF薄膜/コーティングについて
 2-1. 薄膜/コーティングとしてのMOFの可能性
 2-2. MOF薄膜/コーティング作製方法
 2-3. MOF薄膜/コーティングの解析方法
 2-4. MOF薄膜/コーティングの応用展開

質疑応答



【キーワード】

MOF; ガスセンサー; 機能性膜; 膜分離; 電子デバイス; 光学デバイス; 水回収



【講演の最大のPRポイント】

薄膜/コーティングとしてのMOFの可能性について学習できる。



【習得できる知識】

金属有機構造体(MOF)の基礎的な知識
金属有機構造体(MOF)を利用した材料の可能性
金属有機構造体(MOF)を基盤とした製品化に関する可能性


【第2講】 MOFの設計・合成・評価法の基礎と様々な利用法 〜ガス貯蔵・分離からクロマトグラフィー技術への応用など〜

【時間】 14:30-15:45

【講師】東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻 准教授  細野 暢彦  氏

【講演主旨】

 近年、新しい多孔性材料として注目されている金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF、多孔性金属錯体または多孔性配位高分子とも呼ばれる)について、その背景や特長、合成法・評価法の基礎を具体的な合成例を交えて紹介し、基本的な物性およびガス分離・貯蔵特性について説明します。その後、ガス分離・貯蔵材料への利用に加え、様々な用途への応用例について広く紹介します。MOF合成の実際や、合成時の注意点、利用に関するエッセンスやアイデアを学びたいという方、何から始めたらよいか考えている方にわかりやすく説明します。後半にはMOFを使った新しいクロマトグラフィー技術の紹介や、高分子やタンパク質等の分離を実現した例などの最新研究についても紹介します。



【プログラム】

1. 金属有機構造体(MOF)とは
 • Metal-Organic Framework (MOF)
 • MOFの構造および特徴
 • MOFの一般的な合成法
 • MOFのキャラクタリゼーション法
 • MOFの一般的な物理特性・化学特性
 • 製造時の留意事項およびコスト等について

2.MOFを使ったガス貯蔵・分離
 • MOFのガス吸着特性
 • MOFによるガス貯蔵
 • MOFによるガス分離
 • 柔軟なMOFの特徴
 • MOFを使ったガス分離の操作の実際
 • ガス分離膜への応用

3.MOFを使ったその他の機能開発の例
 • 分子センシング
 • 導電性
 • イオン・プロトン伝導性
 • バイオ関連化学への応用
 • MOFを固定相として用いたクロマトグラフィー
 • MOFカラムによる高分子分離例
 • MOFによるタンパク質の分離

4. 質疑応答



【キーワード】

ガス分離、CO2分離、DAC、精製技術、分離・分析技術、ガス検出



【講演者の最大のPRポイント】

講演者はMOFの設計・合成だけでなく、MOFを利用したガス分離・貯蔵、分子認識、バイオ応用、テンプレート合成等、これまで様々な応用研究を行ってきており、種々の利用シーンにおけるMOFの利点や利用法について紹介が可能。



【習得できる知識】

・MOFの特徴について知ることができる。
・MOFの設計・合成・評価の方法を具体的に知ることができる。
・MOFの利用方法について実際の例をもとに知ることができる。
・MOFの様々な利用例(分離剤・センサー・クロマトグラフィー応用)について知ることができる。
・MOFを利用した新しい分離・精製・分析技術について知ることができる。


【第3講】 MOFの低環境負荷合成と水処理への適用可能性

【時間】 16:00-17:15

【講師】東邦大学 理学部生命圏環境科学科 准教授 今野 大輝 氏

【講演主旨】

 金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks, MOF)は、活性炭・ゼオライト・イオン交換樹脂などに代替し得る次世代の多孔性材料として注目を集めています。MOFの合成法は様々な報告例があり、低コスト化や量産化などの社会実装に向けた多くの検討がなされています。また、これまでMOFはガス分離・貯蔵の分野で積極的に検討されてきましたが、最近では水処理向けの吸着剤としても高いポテンシャルを有することも分かってきました。本講演では、MOF低環境負荷合成と水処理への適用可能性について解説します。合成手法については、講演者が行ってきた有機系廃棄物や低品位金属源からの合成手法を解説します。水処理については、MOFがもつ吸着特性を述べるとともに、近年話題の有機フッ素化合物(Perfluoroalkyl substances, PFAS)に対する適用事例も紹介します。


【プログラム】

1.はじめに
 1-1.水処理向けの多孔性吸着剤
 1-2.細孔構造や吸着機構の違いによる分

2. 金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks, MOF)
 2-1.MOFの種類・分類・性質・特徴
 2-2.MOFの合成方法・分析方法

3. MOFの合成方法
 3-1. 原料・溶媒・合成条件の選択
 3-2. 回収・洗浄・保管方法の選択
 3-3. 研究事例1:界面活性剤添加法によるZIF-8(Zn)の粒径制御合成
 3-4. 研究事例2:廃棄PETボトルを出発原料に用いたUiO-66(Zr)の合成
 3-5. 研究事例3:アルミニウムドロスを出発原料に用いたMIL-53(Al)の合成

4. MOFの水中吸着特性評価
 4-1. 水中吸着特性評価の方法
 4-2. 吸着等温線解析と吸着速度解析
 4-3. 研究事例1:官能基を導入したUiO-66(Zr)の水中有機物吸着特性
 4-4. 研究事例2:欠損部位を有するUiO-66(Zr)の水中PFAS吸着特性
 4-5. 研究事例3:微粒子化したZIF-8(Zn)の水中重金属イオン除去特性
 4-6. 研究事例4:MOF由来ポーラスカーボンの水中医薬化合物吸着特性

5. まとめと質疑応答


【キーワード】

多孔性材料, 環境問題, MOF, 合成, 廃棄物, 水処理, PFAS


【講演者の最大のPRポイント】

 講演者は化学工学を専門分野としており、前職の化学メーカーにおける研究開発職では様々な開発素材の製品化に携わってきた経験がある。現在の東邦大学においても様々な業界の企業との共同研究を実施するとともに、それらの企業と事業開発に立脚した取り組みを推進している。


【習得できる知識】

・MOFの合成方法を習得できる
・MOFなどの多孔性材料がもつ材料特性の評価方法を習得できる
・MOFなどの水処理材料がもつ吸着特性の評価方法を習得できる
・PFAS吸着剤としての材料設計指針が習得できる

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
できません
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
第1部  大阪公立大学  大学院工学研究科 物質化学生命系専攻 准教授  岡田 健司 氏 第2部  東京大学  大学院工学系研究科 応用化学専攻 准教授   細野 暢彦  氏 第3部  東邦大学  理学部生命圏環境科学科 准教授  今野 大輝 氏
経歴
第1部  大阪公立大学  大学院工学研究科 物質化学生命系専攻 准教授  岡田 健司 氏

第2部  東京大学  大学院工学系研究科 応用化学専攻 准教授   細野 暢彦  氏

第3部  東邦大学  理学部生命圏環境科学科 准教授  今野 大輝 氏

学歴
2002年4月 旭川工業高等専門学校 物質化学工学科 入学
2007年3月 旭川工業高等専門学校 物質化学工学科 卒業
2007年4月 北海道大学工学部 応用理工系学科 入学
2009年3月 北海道大学工学部 応用理工系学科 卒業
2009年4月 北海道大学大学院 工学研究科 修士課程 入学
2011年3月 北海道大学大学院 工学研究科 修士課程 修了
2011年4月 北海道大学大学院 総合化学院 博士課程 入学
2013年9月 北海道大学大学院 総合化学院 博士課程 修了
職歴
2013年10月 北海道大学大学院 工学研究院 博士研究員
2014年4月 住友ベークライト 先端材料研究所他 研究員
2018年4月 東邦大学理学部 生命圏環境科学科 講師
2022年4月 東邦大学理学部 生命圏環境科学科 准教授
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