組織の人財育成が進まないのはなぜでしょうか。それを人財育成が進まない組織の3つの盲点という視点から考えていただきます。人財育成としての取り組みが的を射ていない可能性もあれば、業界固有の文化や組織構造上の制約、企業の経営方針などの問題もあるでしょう。これらの問題は経営者が対処すべきことではありますが、リーダーや管理職本人も、マネジメント力とはいかにしてブラッシュアップできるのか、その道筋を明確に理解しておくことが重要です。
日本の企業の多くは、その指揮命令系統が指示命令型であると言えます。当然、チームリーダーや管理職も指示命令型上司であることが多いわけですが、このことは、部下にとってはやらされ感の強い働き方に順応せざるを得ない事を意味しますので、それではチームの内発的動機の醸成は期待できません。それに対して、欧米の企業ではビジネスにコーチングを取り入れていることが通常です。コーチングを学んだ上司の管理下であれば、部下の内発的動機も自然体で育まれてゆきますので、それ故にチームは活性化し、生産性の向上が期待ができます。