令和4年度診療報酬改定は、新型コロナウイルス感染症への対応や、感染拡大により明らかになった課題を踏まえた地域全体での医療機能の分化・強化、連携を推進するものになっています。なかでも、外来機能の明確化・連携を推進するために、外来医療から在宅医療への円滑な移行に対する評価がついたことは、とても重要だと考えています。外来患者の“暮らしぶり”にアンテナをはり、重度化予防の視点を持ちながら、安心して暮らし続けられるよう“在宅療養支援”を提供すること。そして必要時、在宅医療へ移行することで望まぬ救急搬送をふせぎ、暮らしの場での穏やかな看取り期支援へとつながっていきます。
セミナーでは、地域連携室や入退院支援部門で活動している看護師・MSW、そして地域側で在宅医療・ケアに関わる専門職のみなさんとともに、退院支援の基本から学び、外来で行う在宅療養支援については、先駆的な取り組みをされている看護師から、活動紹介をして頂きます。